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No.778 ASDの人が他者と協力できる、2つの条件

「ASD(自閉症スペクトラム)の方が、他者と協力できるようになる」2つの条件とは、「1.7つの習慣でいうところの私的成功(第1~第3の習慣)が身についていること」「2.公的成功(第4~第6の習慣)が『死ぬほど必要』になること」だと思います。以下、詳しく見ていきます。

1.「私的成功」とは、「自立」状態に達することです。

「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」によると、これができていないと、他者との協力はできないです。

まずは、自立することが「他者との協力」の条件になります。

2.「公的成功」とは、他者と「相互依存」状態に達することです。

ASDの多くの方の場合、「公的成功という発想すら湧かない」、「公的成功について学んでも、意味が分からない・確かにそうだよなと実感できない」と思います。

ASDの方が「公的成功」に達するには、「他者との相互依存方法(Win-Winに達する、など)」を学び、実践する必要があります。

しかし、ASDの方は「頑固」なことが多いので、「他者と相互依存しないと、これ以上は成長できない」という内省言語が浮かばないと変われません。
「公的成功を身につけないと、これ以上の成長はムリ」だと観念してようやく、「公的成功が死ぬほど必要」になり、内省言語が生まれるのです。

「内省言語」でなくては、人間は変われません(人間、他者のアドバイスでは変われません)。
詳細は、苫米地博士の「オーセンティック・コーチング」のコレクティブ・エフィカシーの章をご覧ください。

今の筆者は、作家・著者専門プロデューサーの長倉顕太さんが最近のnoteで記事にされていたように、「他者に関心を持つ」必要性を痛感しています。

ですので、長らく読むのを封印していた「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を、「公的成功」の部から読み返します。

封印していたのは、筆者の当時の状態では、「公的成功」部の内容をいくら読んでも「理解できない・実践はなおさら無理」だったからです。

その間は、認知科学者の苫米地英人カーネギーメロン大学博士の「従来の」コーチング理論ベースでの「ゴール設定」ワークと「エフィカシーを上げる」ワークに専念していました。

そして、かなりの成果があり、今、「他者に関心を持つ」必要性に駆られているため、「7つの習慣」の学習を再開することとなったのです。

それでは、「他者に関心を持つ」とはどういうことでしょうか。

ここでは2つの例を挙げます。
1.筆者は、ハロー!プロジェクトのグループOCHA NORMAを推しています。

しかし、彼女らが数日前まで行っていた舞台に関する心情などをブログで読んで、ようやく、「本当に他者に関心を持つ」ということに目覚めました。

秋ツアーの合間を縫っての、稽古に取れる期間も長くない状態での、舞台です。
これは、さすがにきつかったでしょうし、完走したときの心情も、「なんとなくわかる」と思いました。

2.ラジオ沖縄(ROK)さんの常連リスナーさんたちです。

プライベートやビジネスで大変忙しいであろうに、朝から晩まで、パーソナリティさんや他の常連リスナーさん、「聴くだけリスナー」さんなどの心情を察知し、たくさんのメッセージ投稿をしていらっしゃいます。
尊敬です。
今の筆者とは大違いです。

筆者も、ようやく、「他人に関心を持つこと」の意味がわかってきたということです。

このタイミングでの、「7つの習慣:公的成功の部」の再読なのです。

読むのが楽しみです。

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あんじゅ光琳
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