共感障害とスキーマ適応について〜隠れ共感障害〜
共感障害についてはこちら。
ここで取り扱うのは上記のような分かりやすいものではなく、隠れ共感障害についてである。
〜隠れ共感障害とはなにか〜
これは私の造語である。通常、共感障害を持つものは他人の感情や空気が読めない。
だが「学習」により擬似的に共感能力を再現すればその不足を補うことが出来る。
例えば、優しい言葉をかければ人は喜ぶのだ、などと学習するわけだ。
そのようにして「気を遣える共感障害」が生まれうる。それを隠れ共感障害と名付けた。
これの問題点は「現実には気持ちを理解しているわけではない。」、「非常に高負荷な処理が必要。」、「パターンに当てはまらない反応が返ってくると混乱し、攻撃的になるなど不穏行動を起こしがちになる」などがある。
いわゆる「スキーマ」によって対応している為、予測から外れると(一時的に)不適応なスキーマになってしまうという事だ。
共感障害と認識出来ればそれに対する治療(トレーニング)を行うことである程度改善が見込めるし、スキーマが混乱する事も減らせる。
正しい自己認識のたすけになればと思い、ここに記事化しておく。
以上。