真面目がモテない理由、クズがモテる理由。

これは昔からよく言われる言説だが、改めて化学的な現象と捉えて考察してみたいと思う。

根拠については以下から引用する。

〉ドーパミンは快楽物質と考えられていたが、実験から報酬を得た時ではなく、予測と報酬の差が生じた際にドーパミン神経細胞が反応する事がわかる。
人が薬物やギャンブルに依存して段々と衝動性が高まっていくのは、ドーパミン神経細胞における情報伝達の乱れが要因の1つと考えられている。
https://kunitachi-clinic.com/column/「幸せホルモン(幸福物質)4つ」ドーパミン・セ/

つまり、予測が良いものである場合は実施されないとマイナスになり、実施されてもプラスにならないという、最悪な減点方式になる。
尽くしても尽くしても報われないどころか逆に印象が下がるのだから、真面目がモテないのも当然なのである。

逆に、予測が悪ければ、ろくでもない事があっても予測通りなのでマイナスにはならず、気まぐれで良くすればその分プラスになるという、最強加点方式になるわけだ。クズの圧勝である。

ここから考えると如何に期待値を下げ、責任を取らず、自分勝手に振る舞えるかが大事になる訳だが、そうすると初期値の魅力が下がってしまう。
そこで初めだけ盛ってあとは手抜きするという「口だけ男」、「釣った魚に餌はやらない」、「ディアゴスティーニ男子」、「初回キャンペーン男」達が大量発生するのは道理だと言える。全くもって、くそったれな世の中だ。

当然これは男女逆でも起こり得るし、実際、知り合いに良くしてあげたら見下されたなどの経験がある方も居るだろう。

さて、なんとも残念かつ不都合な結論となったが、賢明な読者諸君においてはこれらのトリックに騙されず、また自身もこのギミックに振り回される事なく健やかに人間関係を築いてもらいたい。

大切にしてくれる人を大切にしよう。優しさは有限である。

クズに引っかかって抜け出せない人はドーパミンかオキシトシン不足なので他で補充しましょう。ドーパミン オキシトシン 出し方 とかで検索するとあまり参考にならない方法がたくさん出てきます。「この人の良さをわかってあげられるのは私だけ」という特別感に浸ってる場合ではありません。所詮クズはクズです。すぐ離れましょう。

私はひとり寂しくセルフタッチでオキシトシン出したいと思います(꒦ິ⌓꒦ີ)

ちなみにドーパミンは(主にパーキンソン病向けだが)治療薬があり、オキシトシンはASDの治療薬として研究が進んでいるので、将来的には薬物療法が可能になるかも知れない。

良い行いが正当に報われる、早くそういう世の中になるといいな。個人的には誠実に生きたいのである。

おわり。

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