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『夜明けの夫婦』三親等まで薦めてください。
子作りのプレッシャーに晒されながら暮らす二世帯住宅の家庭を描く“純粋社会派深刻喜劇”。
山内ケンジ監督は昔からCMディレクターとして尊敬していた存在ですが、演劇や映画でもご活躍。試写会はロケと重なってしまい伺えませんでしたが、今日やっとポレポレ東中野で観ることができました。まず、主演の鄭亜美さんの演技が圧倒的に素晴らしい。もちろん他の役者もいいんですがとにかく存在が美しいとしか言いようがない。変な喩えかもしれませんけど、QUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出しました。一曲の中にオペラのように複数の違うテーマが次々と出てくるあの感じ。
渋くて細かい生活感のある表現は流石に山内監督だなと思いましたし、それが突然ファンタジーの様相を帯びてくる。俺は肉体的に痛い描写が苦手なので、1シーンだけ気絶しそうになったところはあるんですが、そこもすべてが計算され尽くしたリアルさ。詳しくは映画館で観ていただきましょう。
上映の後に、山内監督と大田原愚豚舎の渡辺紘文監督が登場、主演の鄭亜美さんもいらっしゃいました。亜美さんの友人を演じた、李そじんさん、独特の雰囲気を持った筒井のどかさんもよかったです。何より野上さん、お疲れ様でした。野上さんは俺が広告の仕事を始めた30年前、初めて怒られたプロデューサーです。あのときのことは感謝しています。
絶対に観た方がいい映画です。ポレポレ東中野、新宿ピカデリー、下北沢トリウッドなど。上映館はHPでご確認ください
https://yoakenofuufu.jp/
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