5.セルシェーダーの自主制作アニメを作った1995年~1996年
DoGAで自主制作アニメが受賞した事で、人生はますます大きく舵を切ります、授賞式にも参加して、スタッフや受賞者さんとも友達になって、承認欲求フもル充電。
条件が折り合わず辞退したのですが有名なアニメ会社さんから、「うちにこないか?」というオファーもいただきました。
冒頭ですがまずは早々に、学びを一つ
コンテストに応募する事はメリットが多いので強くオススメします。
■受賞歴は箔がつくし人に覚えてもらえる。
■DoGAのスタッフや、受賞者と友達になれる。
■直接お仕事になる可能性もあると思います。
別にコンテストでなくてもいいのです。
今だと、SNSやYou Tubeもいいのかもしれません。
とにかく作って人に見せて人と繋がるコレが一番大事、コレだけはホント。
「下手だと思われると恥ずかしいから上手になってからにしよう」
僕はコレが一番良くないと思います。
恐らく永久に公開するチャンスはやってきません、むしろ後悔まっしぐらです。
そしてこの年、(正確には前年なのですが)、ロッキンで商業誌で活躍中の漫画家の先生とお知り合いになりプロとは何かを色々教わる事になります、勝手に弟子入りw自分にとってはとても大きな出会いでした。
創作をお仕事にするとはどういう事なのか?を学んで行くことになります。
残念ながら漫画では芽が出ませんでしたが、、。
この頃の人生の密度は相当なものでした、普通の会社員から目まぐるしく景色が変わっていきました。
さて、そして1995年はその後自分のお仕事に直接影響するモノが開発された年でもあります。
それはLightwaveのセルシェーダーです。
いまでは有名になったセルシェーディングですが、僕が使っていたLightwave3Dに搭載されたのは1995年あたりでした。
もちろん、アニメ業界でも研究はすすみ、他のソフトでも試行錯誤はされてはいましたが、個人レベルで気軽につかえるのはLightwaveが初だったのではないでしょうか? ※諸説あると思いますw
当然飛びつきます!セルシェーダー一番乗りじゃ~~!w
で、魔神戦記ゼノヴァー 完成。
1996年 第9回 DoGACGAコンテストで「準グランプリ」を受賞!
※個々の作品の作りの解説はまた別に書く予定です。
当時としては超長尺の声も音も入ってる普通のロボアニメが完成しました!
自分でMDデッキとマイクを持って、友達に声優をお願いしてアフレコもしました、超楽しい!w
この作品を作るにあたって自分が考えた事は、
当時のCGアニメはプロモーションビデオのような作りのモノが多かったので、まずは普通のTVアニメみたいなモノを目指すべきだ!と考えました。
お話があって、キャラクターが喋って動いてというもの
今となっては当たり前の話ではあるのですが、当時としては画期的だったと思います。
メカのデザインも自主制作アニメにしてはワンランク上のモノだったのでは?と思っています。
その上で、セルシェーディングの技術一番乗りだったので、話題になりました。
この作品はDoGA以外のコンテストや上映会などにも積極的に応募しました。
LightwaveユーザーのコンテストであるWavyAwardでも優秀賞をいただきました。
まさに順風満帆!!、、、と言いたいところですが、
実はそうではありませんでした。
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