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アニメーターが語学を身につけるべきたった1つの理由

アニメーターに限らず、英語の重要性は非常に高まっています。グローバル経済はすっかり成熟化し、インターネットの普及で、ビジネスシーンにおける国境の壁はほとんどなくなりました。

日本語しゃべれる人が1億人、ちょっとなのに対し、英語をしゃべれる人は世界で約20億人いると言われています。つまり、英語を身に付けるだけで、潜在顧客が20倍に膨れ上がるということです。

そのうえ、現在はオンライン英会話やAIチャットの登場により、英語の習得コストが安くなっています。

これはもちろん英語に限った話ではなく、中国語、スペイン語、フランス語でも同様です。

一方で、アニメーターで英語をしゃべれる人はほとんどいないのではないでしょうか。ちゃんとしたデータがないのでなんとも言えませんが、おそらくそこまでいないはず。

しかし個人的には、アニメーターだからこそ英語を習得すべきだと考えます。

なぜなら、日本国内のアニメ市場はあまり伸びておらず、逆に海外市場で急成長しているからです。

日本動画協会の『アニメ産業レポート2023』を見ると、それがよくわかります。

2012年のアニメ業界の国内市場は約1.1兆円で、海外市場は約2,400億円でした。一方で2022年の国内市場が約1.5兆円で、海外市場も約1.5兆円です。つまり成長率だけで見れば、海外の方が圧倒的なのです。

本調査では海外事業の内訳が無料公開されていませんが、おそらくは配信とグッズ収入が好調なのだと考えられます。

どちらにせよ、国内よりも海外の方が伸び率が圧倒的なのは言うまでもありません。市場規模が10年で6倍になっているのですから。

そう考えると、とりあえずアニメーターは英語を学んでおけば困らないということになります。

実際に日本総研の『わが国アニメ産業の現状と課題』を見ても、米国のアニメーターの賃金は日本の約2倍〜4倍であることがわかります。

つまり、アニメーターは英語を身につけるだけで、圧倒的に稼げるようになるということです。

アニメーションの技術を身につけることはとても大切なことですが、さまざまなことに応用が効く「英語」も、素晴らしすぎる自己投資になり得ます。

ぜひ英語を身につけましょう。もちろん、私含めて。

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