アニメTシャツのブランドをまとめてみた
アニメTシャツがファッション界でブームになっているのをご存知でしょうか?
以前まで「イロモノ」とか「ネタ」として扱われてきたアニメTシャツですが、昨今のヴィンテージTシャツブームに当てられる形で、お洒落もの認定に。
価格も高騰しており、10万円を超える品物も珍しくありません。当時は数千円程度で販売されていたのに。
であれば、ファッション好きの方はもちろんのこと、オタクの方も、アニメTシャツを手に入れて着こなしてみるのもアリなのです。
そこで本記事では、主要のアニメTシャツブランドをまとめてみました。
お気に入りのアニメTシャツも見つかるはず。
ぜひ最後まで読んでみてください。
アニメTシャツに価値が生まれる理由
まず初めに、アニメTシャツに価値が生まれる理由について解説していきます。
あらゆるライセンスビジネスの中で、Tシャツほど優れたものはありません。
各メーカーが高品質なTシャツを格安で販売しているため、あとはそこにデザインをプリントすれば、それだけで高品質なグッズが完成します。
原価が数百円から千円程度なので、販売価格も数千円程度に落ち着き、多くのファンが購入していきます。
これまで、ヴィンテージTシャツと言えば、ニルヴァーナなどのバンドTシャツが注目されていました。これらのバンドTシャツは、ライブやリリース記念でのみ販売されるため、結果として個数が小さくなりがちです。そのため、希少価値が生まれました。
これはアニメTシャツも同じです。キャラクタービジネスは、アニメが放送されているときに売りに出すのが一般的なので、個数が抑えられ、結果として希少価値が生まれているのです。
現在販売されているアニメTシャツも、シーズン中にのみ予約を受け付けて、その分だけ製造するのが一般的です。
だからこそ、アニメTシャツにも希少価値が生まれて、これが現在のアニメTシャツブームに繋がるのです。
そう考えると、もしかしたら『ぼっち・ざ・ろっく!』の超レアなTシャツなんかが、2050年ごろには100万円とかになってるかもしれませんね。
では、ここからはアニメTシャツのブランドを紹介していきます。
COSPA
アニメTシャツと言ったら、まずはCOSPA(コスパ)です!
アニメTシャツ好きなら、知らない人はいません。
COSPAは1995年設立ということで、アニメTシャツ界隈だと老舗にあたります。当時からオフィシャルでアニメTシャツを製造していたため、ヴィンテージTシャツにも「COSPA」のタグがついていることも珍しくありません。
コスパには、いくつかのブランドがありますが、その中でもアニメTシャツを展開しているのは「二次元コスパ」です。
シンプルなデザインのものから、グラフィックTシャツまで、幅広いアニメ作品を取り扱っているため、品揃えも豊富。なんと言っても価格が安く、3000円程度で購入できるのもポイントです。
秋葉原にショップがあるので、一度見てみてはいかがでしょうか?
価格:3,000円〜7,000円
品揃え:抜群
デザイン:ピンキリ
二次元コスパはこちら
https://nijigencospa.com/
UTコレクション
UTコレクションは、ユニクロが2007年から運営しているTシャツだけのブランドです。
世界中のアーティストやクリエイターとコラボしており、その中にはもちろん「アニメ」も含まれます。
ちなみに2024年9月12日時点では『ONE PIECE』とコラボしており、デザインもオリジナルです。
そして何と言っても、ユニクロのTシャツがベースなので、高品質・低価格。値段はなんと1,500円です。アニメTシャツ初心者は、UTコレクションから購入してみるのがいいかもしれません。
一方でデメリットとしては、基本的に期間限定であることと、作品のラインナップが少ない点にあります。特に、まあ当たり前なのですが、萌えアニメが用いられることはほとんどありません。
価格:1,500円
品揃え:有名作品がほとんど
デザイン:悪くない
ANIERA MODE
続いて紹介するのは長野発のファッションブランド・ANIERA MODEです。
ANIERAと言えば、毎年9月に開催されるアニソン野外フェス「ANIERA FESTA」が有名ですが、実はおしゃれなアニメTシャツも販売しているのです。
元々、ファッションとして成立することを目標に設立されたブランドであることから、全体的にデザインセンスは高めです。
価格も4,500円程度なので悪くありません。おしゃれなアニメTシャツを買いたいのであれば、まずはANIERA MODEから選べば無難です。
一方で、品揃えに関しては、少数生産に限っていることから、かなり少なめ。また、最近はイラストレーターとのコラボが多いので、これは厳密に言えばアニメTシャツではありません。
ただし、デザインが優れているのは間違いなく、イラストレーター特有の味のあるイラストも楽しめます。
価格:4,500円
品揃え:少ない、イラストレーターコラボが多い
デザイン:いい
ARMA BIANCA
arma biancaは2015年に設立されたブランドで、アニメTシャツに限らず、様々なグッズを販売している企業です。
その時々で放送されている作品のコラボグッズが多い印象です。
デザインや品揃えに関していうと正直微妙で、というのキーホルダーやマグカップなど、ほかのグッズにも力を入れているのが要因として大きいと思います。
価格は4,000円から5,000円ほどで少し高め。ただし、アニメオタクの多くがコスパからアニメTシャツを選んでいる中、その差別化要因にはなるかもしれません。
価格:4,000円〜5,000円
品揃え:ちょっと少ない
デザイン:微妙
ARMA BIANCAはこちら
https://armabianca-shop.com/
AMNIBUS
AMNIBUSは、arma biancaから派生したブランドです。
基本的にはAMNIBUSの方が品揃えが多く、様々な作品とコラボしています。
また、AMNIBUSには「Ani-art」や「Ani-Neon」といったシリーズがあり、これが中々にいい。
実際は、元々あるアニメイラストを水彩画風やネオン風に加工しているだけだと思うのですが、この一工夫だけで、おしゃれになっています。
ただし、ファッションで使えるレベルまで引き上げられているかというと、それは微妙で、結局は着る人のセンスによります。
価格:4,000円〜5,000円
品揃え:多め
デザイン:普通
AMNIBUSはこちら
https://amnibus.com/
VIDESTA
VIDESTAはバンダイナムコフィルムワークスがスタートしたブランドです。そのため、バンダイ系列の作品のラインナップが多いのが特徴です。
『攻殻機動隊』『コードギアス』『氷菓』『エウレカセブン』などのTシャツが購入できると考えたら、かなりいい気がします。しかも、あまり注目されていないブランドなので、被る可能性も低い。
主にDVDやCDのジャケットをベースにしたデザインであることから、全体的にデザインは悪くありません。
買うなら今のうちですね。『true tears』とかは渋いなぁ。
価格:4,000円〜5,500円
品揃え:普通
デザイン:悪くない
SAINT MICHAEL
おそらくアニメTシャツの中でも最高峰のブランドに位置するのが、SAINT M××××××(セントマイケル)です。
大量生産に対するアンチテーゼとして生まれたブランド「READYMADE」のデザイナー・細川雄太と、ロサンゼルスを拠点とするアーティストのカリ・ソーンヒル・デウィットによって、セントマイケルは誕生しました。
READYMADEから続く大量生産に対するアンチテーゼは継承されており、全ての製品が手作り。その圧倒的な商品数の少なさと、ヴィンテージ加工の技術力の高さから、コアなファンに強く支持されています。
既に入手困難ですが、以前は『サマー・ウォーズ』や『エヴァンゲリオン』などの作品とコラボしており、その価格は2万円越え!
究極のアニメTシャツと言っても過言ではないでしょうね。
価格:20,000円〜50,000円
品揃え:悪い
デザイン:最高
Redbubble
最後に紹介するのはRedbubbleです。
先ほど紹介したSAINT M××××××が最高のアニメTシャツブランドだとしたら、Redbubbleは最悪ですね。笑
Redbubbleは、正確に言えばブランドではなく、オンラインマーケットプレイスです。
世界中のユーザーが投稿したアートワークがオンデマンドでプリントされ、出荷されるサービスです。
実際にサイトを覗いて「アニメ Tシャツ」と検索すると、明らかにオフィシャルではないTシャツがズラリと並んでいます。
しかし実のところ、現在注目されているヴィンテージ系アニメTシャツの中にも、オフィシャルではないものもあって、それがむしろ「希少価値がある」ということで高騰しているケースもあります。
そう考えると、Redbubbleから100万円Tシャツが生まれるかもしれません……!
価格:25ドルから35ドル
品揃え:普通
デザイン:超ピンキリ
Redbubbleはこちら
https://www.redbubble.com/
まとめ
私もアニメTシャツは複数枚持っておりまして、沼にハマると抜け出せない気がするので、ギリギリのラインで踏み止まっております。笑
ブランド品と違って、アニメTシャツはお手頃価格なので、簡単に入手できるのではないかと思います。特にライブ参戦時は、自分な好きなキャラのTシャツで臨みたいですよね。
ぜひアニメTシャツの世界に、一歩足を踏み入れてみましょう!
Written by 星島てる