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永遠のゴジラ
子供の頃、ゴジラを映画で初めて見た時は、本当に怖かった💦
日本で本格的に怪獣映画、特撮映画が始まった頃だ。確かモノクロだったと思うが、巨大すぎるゴジラが実際に生きているようで、とんでもないものを見てしまった気がした。やがて成長するにつれ、だんだんとゴジラが怖くなくなっていった。中に人が入っている事に気づいて、逆に「中の人大変だな~」なんて思ってしまうようになる。
そのうち、ゴジラが「プッチンプリン」のCMで踊り出すようになると、
すっかり怖さが消え、親しみさえ湧いてくる。
「ゴジラにそんなことさせないで!」なんて内心切なくもあった。
やがて海外にまで進出して、顔つきも変わり、VFXで完全に中の人はいなくなる。
昨夜、NHKの「プロジェクトX」で、日本の『ゴジラー1.0』がアカデミー賞の視覚効果賞をとった時の映像を見て、再び子供の頃に観たゴジラが蘇った気がした。
変遷してゆくゴジラにすっかり興味を失いかけていた私にとって、半世紀以上も前のあの恐ろしかったゴジラが、最新の技術でさらにパワーアップしたことに感動した。しかも、ハリウッドとは比べモノにならない低予算で、
わずか35人のスタジオで制作されたことに驚愕した。
これこそ日本の真価だ、日本人のゴジラだ!
ゴジラは戦後の日本人と共に成長し、日本社会の変遷を映しながら、これからも日本人と共に生きていくのだな。それを支えるのは若い日本人クリエーターたちだ。なんか嬉しい💦