身の上相談的な#32. 長い引きこもり、コミュ二ケーションが苦手で友だちもいない。
30代パート女性、生きるのがむなしい
小学生高学年の頃からいじめを受け、心を病んできたと思っています。中学も友達はできず、高校も中退し、それ以来ずっと引きこもり状態でした。
診療内科に通院したこともありますが、これと言って良かったのかどうかも分からず、今は通院していません。
2年前、父が亡くなり、わたしの面倒を見てくれていた母も、生活が苦しくなり仕方なくパートで働くことになりました。慣れない仕事に苦労をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。最近、母は体調がすぐれず、パートを辞めたいと言っています。
このままではいけないと、勇気を振り絞ってわたしもパートで働くことにしたのですが、やはり人とのコミュニケーションがうまくできません。
それは、いじめで心を病んだことをトラウマ的に思い出すこともあって、話しかけられるとドキドキして返しがうまくできず、相手を不快にさせている気がするからです。
本来はお転婆で明るいキャラだったのですが、おそらく目立ちすぎが災いしていじめられたのではないかと思います。
パートで働きながら、少しずつ心の病を克服したいと頑張っているのですが、人からきつい態度をされると怖くて辞めたくなってしまい、こんな弱い自分にも自己嫌悪しています。
いずれ母の介護も考えなければならないし、このまま老いていくのかと思うと生きていくのがむなしくてつらいです。
タケさんはこう思う
つらい年月を過ごしてきたこと、そんな経験をされたなら、コミュニケーションがうまくできなくても不思議ではない。人づきあいを怖れるのは、いじめという経験から相手の心を敏感に察知してしまうからだと思う。
傷つきたくないという気持ちから人を疑い、話しかけられるのも避けたい、
でも、自分でも何とかしなければという意思があることは、前向きに一歩前進したからだと、自分を褒めてみてはどうかな。
自己嫌悪って、誰でも陥りがちだけれども、言い換えれば自分を何とかしなきゃって、一種の前向きな考え方ととらえてもいいんじゃないかな。
ちなみにタケさんも自己嫌悪は数えきれないほどしてきた。でも、前向きに置き換えれば、趣味みたいなものだと思えてくるから、ケロっと忘れる。
それと、心の病を克服したいと頑張るって、それは無理しちゃいけない。頑張らなくてもいい、頑張ろうとすると、自分を疲れさせてしまうから。
ところで母上の介護のことはたしかにあり得るかも知れないが、あなたはまだ30代、老いていくのがむなしいなんて、今、考えることではないと思う。心配をすることは悪いことではないけれど、その「心配」を心配しなくてもいいんじゃないかな。なんとかなる、そう思えば何とかなるはず。
むなしいなんて、自分を責めたり、追いつめたりしなくてもいい。自分の経験をSNSなどで活かすのもいいし、想いを投稿するのもいいんじゃないかな。投稿サイトはいろいろあるし、何か楽しみを見つけてみてはどうだろう?
最後までお付き合いくださってありがとうございました。