TVアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」第11話感想
「お隣の天使様」第11話、色々と気になる点があるお話になっていました。
門脇優太のため?挿入されたシーン
構成について気になったことがありました。体育館での体育の授業中、バスケットボールをやっているシーン。それから、真昼に対する「あからさまな陰口」を聞いた際の場面のチョイス、これもやや気になりました。
シーズンを通して、意味の無さそうな場面を入れられるほどにこのお話は短くはありません。そう考えると、周と真昼の会話や、部屋での様子をカットしないのならば、門脇がバスケットボールで目立った活躍をしている場面はどうしても意味的に浮いて見えます。
何故このシーンが挿入されたのか。
一見無駄のような場面で、何が描かれているか考えてみました。すると、第11話での「一見意味の無いシーン」は、優太が描かれているという意味では逆に貴重な場面でした。
今このお話で門脇を描写することの意味を考えると、1つ浮かんだのは、シーズン2に向けた準備ではないか、ということでした。まあ、シーズン2があるのならばそれはそれで楽しみではあります。その前準備として、優太の人間関係や描写をしておくのは確かに有効です。
実際はどうなのか。気長に待つことといたします。
「かわいいひと」
小説でのエピソードを知っていると、この場面の作り方の変わり様はちょっと気になりました。小説で真昼の「かわいいひと」というセリフが持つ意味が、周が動くか動かないかで大きく意味が変わってしまうのが気になりました。
ここで、ある意味「赦された」ために起きた出来事が、その後の周と真昼の関係を駆動していくはずなのですが、ここではそれが描かれなかった。今後の展開にどう影響してくるのか、ここはさすがに気になりました。
その一方で、周を真昼が「かわいいひと」と言った意味も、考えなければならない、見逃せない点であることは間違いないと思います。
「かわいい」はかつては子どもの様子を指して使われる言葉だったと記憶しています。それが今では、老若男女問わず用いられるようになってきています。真昼の言う「かわいいひと」である周くんですが、どこかどうかわいいのか、具体的なかわいいポイントを挙げることはできるのでしょうか。
これについては、私は、時間をかけて慎重に見ていけば明らかになっていくものであり、いくつかの要素を挙げることもできるとは思っております。
これについてはかなり長くなりそうですので、別の機会にいたしたく存じます。
この記事が参加している募集
よろしければサポートの方もよろしくお願い申し上げます。励みになります。活動費に充てさせていただきます。