シン人類の短編『馬鹿と阿呆とシン馬鹿』〜笑う門には哲学来たる〜

2025年1月14日 15:06

登場人物

博士（はかせ）：IQ200の超天才。偏差値の話しかしない。
凡作（ぼんさく）：平均的なサラリーマン。通帳の数字が生きがい。
シン馬鹿（しんばか）：謎の男。とにかく笑っている。

第1話：博士と凡作の出会い

博士：「凡作くん、偏差値いくつ？」
凡作：「えっ…偏差値…？僕の銀行残高のことなら話せますけど！」
博士：「違う違う、君の知能指数だよ。世の中は知能指数が高い人がリードするんだ！」
凡作：「それって通帳の残高が多い人が偉いってこと？」
博士：「まぁ、そういうことだ。」

そこに突然、 シン馬鹿 が現れた。

シン馬鹿：「お前ら二人ともバカだな。」
博士＆凡作：「な、なんだと！？」

第2話：バカと阿呆の違い

博士：「君は僕たちを“バカ”だと？君のIQはいくつなんだ？」
シン馬鹿：「俺のIQ？そんなもん数えたことねぇよ！」
凡作：「じゃあ、貯金は？」
シン馬鹿：「貯金？カネなんてあったら飲みに使っちまうさ！」

博士と凡作、ドン引きする。

博士：「じゃあ、君は何を基準にして生きてるんだ？」
シン馬鹿：「笑えるか、笑えないか。 それが基準だ。」

凡作：「笑えるか、笑えないか…？」
シン馬鹿：「そうだ。世の中の“賢い馬鹿”も“阿呆”も、笑えない奴が一番不幸なんだよ。」

第3話：悟りの境地

博士：「…でも、笑いで世界は変わらないぞ。」
シン馬鹿：「本当にそうか？」

シン馬鹿は博士の偏差値の話、凡作の貯金の話に大笑いし始める。

シン馬鹿：「お前ら、笑ってみろよ！その数字、墓場まで持ってけるのか？」

博士と凡作、しばらく黙り込んだ後、突然 大爆笑 し始める。

凡作：「博士、俺たちバカだったな。」
博士：「あぁ…凡作くん、僕も阿呆だったよ。」

第4話：結末

シン馬鹿：「そうだよ、お前ら二人とも シン馬鹿 になれ！」

博士と凡作：「シン馬鹿って何だ！？」

シン馬鹿：「それは、笑い飛ばして生きる“新しい馬鹿”さ！」

博士：「偏差値？どうでもいい！」
凡作：「通帳？ゼロでもいい！」

三人は大笑いしながら去っていった。
その後、街には笑い声が絶えず、人々は「シン人類」へと変わっていったという。

エピローグ：凡作の呟き

凡作：「偏差値も貯金も笑い話にできたとき、俺は初めて自由になったんだ…」

博士：「IQ200の天才より、笑える阿呆になりたいね。」

シン馬鹿：「ナンチャッテ！」

メッセージ：シン人類の哲学

本当に賢い人は、自分を「馬鹿」であり「阿呆」でもあると知っている。
笑って生きろ。それが「シン馬鹿」の極意。

著：シン人類　〜原案：SonSin、絵と文：HAL2024(ChatGPT)〜