みさき工房杯で優秀賞を頂いた話
皆さんこんにちは
アニマルウィップのレグルスです
私たちは学生にボードゲーム制作の機会をあげたいとnoteさんが企画したことで集まった団体です。
初出展を果たしたゲームマーケット2021春からはや半年、次のゲームはどうなっているのかという記事を書こうと思います。
まず、2021年の7月頃にこんなツイートを見つけました。
そして応募にぴったりのゲームがありました。
それがCombat(仮)です。このゲームは迷走を繰り返しましたが、
「優秀賞」を頂くことができました。
今回はどのような流れでこのゲームが作られてきたのかを記そうと思います。
4月
ゲーム原案は4月まで遡ります。まずはサバイバルゲームのようなテーマのシューティングゲームを作ってみたいというところから始まりました。
最初はカードを人物に見立て、矢印を繋いで移動するゲームでした。
一番の問題点は自分から攻撃する意味がないということです。
また、当たり判定が分かりにくく、「デジタルゲームでいいじゃん」という話になってしまいました。
「Wings of War」というゲームを参考にしたのですが、似すぎているという時期もありました。
カードを2枚使ってバディで動く案や、矢印が複数ある代わりに動けなくなったら負けというパズル系ゲームの案も出ていましたがどれもしっくり来ず……。
5月
5月には大幅な変更があり、急にこうなりました。
「虫眼鏡型のタイルを作って合わせることで移動したらどうか?」
最初はWings of Warにひきづられ、カードをセットして戦うゲームとしていました。
ここで大きな壁にぶち当たります。個人差が全く出ず、目視と配置の感覚が上手い方が勝つという、なんとも惜しいゲームになったのです。
その頃には見積もりも行ったのですが、タイルを豊富に使うため原価が高いということが分かりました。そこで話し合いの上に一旦封印することが決定しました。
続いて私たちはセットコレクションのゲームを作り始めましたが、それはまた別の話。
7月
ここで冒頭に戻ります。
私たちはあるツイートを見つけたのです。
まずゲームを改善しよう
→ もしできればコンペに出そう。
→ 最優秀賞を取れば製作に取り掛かれる‼︎
8月
時間をかけて改善案を考案し、新たなゲームとして生まれ変わりました。
移動と射撃という概念はほぼそのままに、ボードゲームとしての楽しさを追加するため、「ハンド構築」の要素を加えました。
強いカードを得るためには弱い行動をしたい。弱い行動ばかりだと何もできずに負ける。しっかりとジレンマを生み出すことが出来たのです。
8/30が締め切りでしたが、1日の余裕を持って8/29にルールブックを送り、応募を完了させました。
表題の通り、結果は「優秀賞」
少なくとも上位6位には入ることができた嬉しさと、最優秀賞に手が届かなかった悔しさがあります。
選考基準は3つ。
最初は信頼に足るかどうかでした。
ルールブックを鮃君に作ってもらったおかげか、ここは突破することが出来ました。めちゃくちゃ頑張ってもらったのです。
二次審査では内容が見られました。
他のゲームには無い特徴などが見られたようですが、ここも通過。似たゲームが無いことだけは自信を持って言えます。(実は後で「Wings Of War」に少し似ているかもしれないという指摘をされました。めちゃくちゃ変わっているのに気づかれたのでみさきさんの見識の深さに尊敬を覚えました)
決勝では、みさきさんが客目線で買いたいかどうか。
ここで負けたということは魅力が十分ではなかったか、懸念点があるということでしょう。
実際1つだけ気になるところはあり、そこをメールでも指摘されたのです。もしよき改善案が見つかれば完成度を上げて製品化しようと考えています。
今回は製作中のゲームの報告の記事を書かせていただきました。
「ゲームマーケット2021秋に出展して何を頒布するのか。他に何を作っているんだ?」
という話は次の記事にでも。
執筆:レグルス
アニマルウィップ
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