「動物園がもっと楽しくなる!展示の秘密を探すコツ、教えます」の裏側レポート!
今回は、SHAPE-Japanと共同主催・千葉市動物公園ご協力で実施した「動物園がもっと楽しくなる!展示の秘密を探すコツ、教えます」の記事をお届けします!
当日の詳しい様子は、SHAPE-JapanのHPからご覧ください。↓↓
私たちどうねむの記事では、
・どんなコラボだったの?
・準備はこんな感じで進めたよ!
・ワークシートやおみやげぱっくんちょはこんな工夫をしてみたよ!
・イベントの感想をそれぞれお話しします!
といった、イベント制作の裏側を中心に、一味違った内容でご紹介します!
最後に当日のベストショット写真もまとめているので、ぜひ最後までお付き合いください。
1.コラボ!SHAPE-Japanと千葉市動物公園
今回共同で主催をしたSHAPE-Japanは、動物飼育の専門家たちが集まって、飼育技術の共有や市民への情報発信を行っている団体です。
動物園の飼育員や研究者、動物に関わる企業で働く人や学生がつながり、動物園で使う環境エンリッチメントを作るワークショップなども開催しています。
そして、ご協力いただいた千葉市動物公園は、動物園の4つの役割(教育普及・保全・研究・レクリエーション)を実行しながら、来園者にとって驚きや感動、癒し、憩い、学びの場になるよう取り組んでいます。ゴリラやチンパンジー、小型サルなど、多種多様な類人猿を飼育しており、レッサーパンダの風太がいる動物園としても知られています。
今回は大きな団体との初めてのコラボ!
しかし、皆さんとても協力的で、話はとんとん拍子に進んでいきました。
2.団体と組んで企画をつくったのは初めてでした!
これまでは、個人と私たちで企画をつくってきましたが、今回はSHAPE-Japanという「団体」とのコラボでした。
最初にSHAPE-Japanの小山さんにお会いして、ざっくばらんと経歴やご興味のあることなど、いろいろなお話しをしました。
そのやり取りの中で、だんだんと目標が定まってきました。
動物園に来て、新たな気づきが増えるようにしたい
家族・友人等で来園した時に、気づきの会話が増えるようにしたい
動物だけでなく、展示環境やエンリッチメント等の福祉的な取り組みにも目を向けてもらい、気づいたことを身近な人にも楽しく解説してもらうきっかけとしたい
ここから、このイベントの企画は始まりました。
3.準備はこんな感じで進めました!
オンラインで何回か打ち合わせを重ねたあと、出てきた課題を解決するために、実際に千葉市動物公園へ行って下見をしました。
下見で確認したポイントは、このような感じです。
①座学パートの会場「レクチャールーム」では…
・元々の備品はどのように配置されているか?
・広さはどのくらいか?
・参加者が話しやすいようにするには、どのような工夫をするか?
②動物の展示場では…
・どのくらいの場所を取りそうか?
・声は届くか?届きにくい場合、マイクなど使えるか?
・背が小さな子どもでも、しっかり見えるか?
③そのほかでは…
・役割分担の確認と立つ位置
・配置変えのイメージ
・思ったより外が暑い!熱中症対策と救護対応を事前に考えておく必要があるかもしれない
などなど。
おもに確認したことは、現地に行くことでしか分からない物の配置や距離感、体で感じることです。
例えば、想定よりステージと固定椅子の距離が遠い→バラの椅子をステージ下に並べて座ってもらおう、といった調整を考えることができました。
また、展示場までの距離もポイントでした。
プログラムとしては、座学→展示場観察→共有という大きく分けて3つの段階がありました。
事前に、座学会場から展示場への移動距離を知っておけたことは良かったと思います。
4.イベントのあとも思い出せる工夫
本編のイベントだけでなく、終わったあとも、学んだことや感じたことを思い出せるツールを用意しました。
ワークシート
座学と観察で使うワークシートを作りました!
動物の生態のワークシートは、穴埋め式になっています。レッサーパンダ・コツメカワウソ・アカハナグマの特徴を比較できるようにしました。
また、観察用のワークシートは展示の秘密のヒントを散りばめて、考えながら展示場を見られるようにしています。
ワークシートは、当日でも使えて家に帰ったあとも読み返せます。ぜひ思い出してもらえたらなと思います。
ぱっくんちょ
みなさんは、これを見たことがありますか?
折り紙で作ったことがある人もいるのではないでしょうか。
今回はおみやげツールとして、オリジナルのぱっくんちょを作りました。
このツールは、海外の博物館のツールをヒントに作成しました。お題に答えて遊びながら振り返りができます。
こんな感じで使いますよ↓↓
5.イベントをやってみてどうだったか?
今回のそれぞれの感想をお伝えします!
🟡わたなべちえ
動物の事ではなく、動物たちの暮らす環境について伝えるプログラム作りという、まだ誰もやったことがないのでは?というトピックスに挑戦できたこと、実施できたことがとても楽しかったです。参加者の皆さんに本当に楽しんでいただけるのか、悩みながらの企画作成でしたが、好評をいただけてとても良かったです。第二弾、第三弾と実施できたらと思っています。
🔵ゆっこ
暑い中での実施でしたが、参加者もスタッフも無事に終えることができたことが一番良かったです。
SHAPE-Japanと千葉市動物公園のみなさんの専門的な着眼点に、たくさんの刺激を受けました。他団体の方々と一緒に作ってみて、さまざまなバックグラウンドや考え、得意を持つ人がいるなぁと改めて実感しました。そのなかで自分自身の課題も見えてきたので、今後の活動に活かしていきたいです。
6.ベストショット!
当日のベストショットを紹介します!
素敵なイベントになりました!!
最後に、今回主催として一緒に取り組んでいただいたSHAPE-Japanの小倉先生、小山さん、小山さんのかわいい娘さん、千葉市動物公園の中山さん、関係者のみなさま、このような素晴らしい機会をくださりありがとうございました。改めてこの場を借りて感謝申し上げます。
7.次回予告
次回は、第16夜「学校飼育動物を考えなおす」の記事をお届けします。
お楽しみに!
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