問題行動の救世主!〇〇〇〇〇〇〇を知ってください
11日でわんわん。わんわん感謝の日。
先日、人と動物の共生センター主催の「問題行動支援者会議」に参加しました。
「犬の問題行動支援に向けた業種連携の可能性を探る」ことを目的に開かれたオンライン会議で、参加者は主にドッグトレーナーさん、獣医行動診療科の獣医さんでした。
飼い主さんにとっては、なにそれ?という感じだと思います。
特に「獣医行動診療科」って、聞き慣れませんよね。
でもこれ、いわゆる犬の問題行動において、最後の砦となる場所だと思います。もちろん、一生お世話にならずに済むならそれにまさることはありません。
でも、完全に詰んだ状態からもまだ可能性はあるよ、ということを知っておいていただきたくて、今日はその話をテーマに選びました。
対象は、咬む、吠えるなどの攻撃行動、強い恐怖、分離不安、自傷行為など。
こういった行動は、きちんとした知識とスキルのあるトレーナーさんがついてくれればたいてい治るものです。
でも、様々な事情でトレーナーさんでもままならないこともあります。
一つは、一緒に暮らす人間の家族が不安定なケース。それはワンちゃんをどうにかしようとしても変わりません。ヒプノセラピーなど人間専門のケアが必要なこともあります。
それらに取り組んでもなお、改善が難しいということもあるんです。
多くの場合は、動物さんが強いトラウマを抱えて人というものを受け入れられないほど追い詰められてしまっているとか
体の異常、特に脳に障害があるなど普通の行動原理では扱えないとか。
そういう動物さんをサポートし、根本的な治療をしてくれるのが獣医行動診療科です。
獣医学(フィジカル)と行動学・行動分析学(認知、心理)の両方のエキスパートで、必要であればお薬も出せる。
問題行動の背景には、痛みやかゆみ、病気が潜んでいるということも多いそうです。
人間だってそうですよね。
四六時中頭痛がしていたら、仕事も手につかないし、イライラして人にきつくあたってしまうなんてことは想像できます。
でも他人からは、サボりがちで態度の悪い人扱い。会社だったら上司から注意される。
注意されて直るでしょうか?
頭痛が関係していることをきちんと見極め
頭痛を治すことが必要なはずです。
ましてや動物は、病気を隠します。
行動をわかっている獣医さんが診断をして、肉体的障害を管理したうえで、トレーニングや環境整備で望ましい行動を取れるようにしていくのが
獣医行動診療なんですね。
なんて頼りになるんでしょう!!!!
ただいかんせん、日本でまだ数十人しかいらっしゃらないそうです。
知名度も低いです。
飼育放棄、みなさん批難しますよね。
私も、断固反対です。
でも愛犬がひどい咬み犬になってしまい、
触ることもできないし散歩にも行けない。
ご近所からも糞尿の匂いや吠える声にクレームが入っている。
トレーナーさん、訓練士さんにはことごとく
断られてしまった(これ、よくあるんです)。
犬には自分の尻尾を咬む常同行動があり、血が出ている。せめて応急処置をしてあげようとした矢先に、咬まれて大怪我。
そんなとき、あなたなら心が折れずにいられると、自信を持って言えますか?
「この子さえいなければ」なんて、つゆほども思わないものでしょうか。
一線を超えるか超えないかは、ささいなきっかけ一つかもしれません。
そんなときに、獣医行動診療であれば、
たとえばまずは犬を落ち着かせる薬を使って危険レベルを下げ、口輪をつけるなどして飼い主さんの身の安全を確保することも可能かもしれません。
(薬の是非は、使わないことによる犬と飼い主さんのQOLとの天秤だと思っています)
どこでも、かなり長い時間をかけてカウンセリングしてくれるようですし、往診や預け入れができる病院もあります。
最終的な愛犬との関係性再構築までをコーチング的にサポートしてくれるところも多そうです。
先程のように追い込まれた飼い主さんにも、
希望が見えませんか?
知っていたら、頼れます。
先日の会議も、獣医行動診療の先生たちと、ペットのトレーナーさんやトリマーさんなど、行動に問題のある動物と関わる職業の人とのネットワークを地域ごとに作っておき、
一線を超えてしまいそうな飼い主さんのセーフティネットにすることが開催意図だとのことでした。
私もその趣旨に大賛成です。
で、今こうやって記事を書いております。
もし、今、愛犬愛猫の行動で行き詰まっている、という方がいましたら、
地域の病院を探してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
愛犬から世界一のママと呼ばれる飼い主さんマインド、これからもお伝えしていきますね。
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