UGDG(Unityゲーム開発者ギルド)に入れるなら入っとけ

Unityゲーム開発者ギルド(以下UGDG)という開発者コミュニティに入って二年ほど経つので、そろそろそれに関しての感想を十分に話せるかなと思い立ち、書いてみます。ちなみに、自分の意見を簡単に一言で表しますと、「入れるなら入っとけ」です。


UGDGについて

そもそもUGDGって何?

・Unityを使ったゲーム開発・運用に関するあらゆる知見を共有できる場として、Unityゲーム開発者達によって作られたコミュニティです。
・同業者がお互いに助け合うという意味でまさに「ギルド」なので、「Unityゲーム開発者ギルド」(以降ギルド)という名前にしました。
・チームおよび職務(プランナー/プログラマー/デザイナー等)の垣根を超えた交流を目的としています。
・「Unity製のゲームを開発・運用」をしている(しようとしている)なら、誰でもこのギルドに参加できます。
・Slackを主な活動拠点とし、日々メンバー同士交流しています。

Unityゲーム開発者ギルド(外部向け)scrapboxより引用

ざっくりいうと、Unityを使ってゲーム開発や運用をしている方々が集い、知見や雑談まで幅広く交流し合うコミュニティです。timesという個人の発信場を中心に好き勝手喋ったりそこから話が広がったりする、という形で交流が行われます。めちゃくちゃ雑に言うと、少人数で楽しむ優しいTwitter(X)です。

どんな人が参加しているの?

Unityでゲーム開発しているのは勿論ですが、おそらくunityroomにゲームを投稿していたりUnity1週間ゲームジャムに参加していたりする方がメジャーなのかなと思っています(もちろん、そうじゃない方もたくさんいます)。ゲームジャムのゲームで楽しんでいたら一度は聞いたことのある名前がたくさん見つけられます。

どうやったら参加できるの?

UGDGを運営しているnaichiさんにTwitter(X)のDMでメールアドレスや参加希望の旨を送れば参加できます。これが一番簡単だと思います。

UGDGに入った訳

自分でもよく覚えてないのですが、最初にその存在を知ったのが確かnaichiさんの固定ツイートからで、そこから色々検索していくうちに楽しくイベント(今思えば鳥貴族の会だった気がする)を催しているところなどを見て、楽しそうな集まりだな、と興味を持ち、参加しました。参加者一覧(AdventCalendarだっけ?)の中にゲームジャムで個人的によく知っていた方々がたくさんいらっしゃったのも大きかったです。

UGDGに入って変わったこと

色々なゲームを遊ぶようになった

参加前は基本スプラでしか遊びませんでしたが、ゲーム制作者が集まっているため、ゲームについて詳しい方も多く、挙げられたものを買って遊ぶことも多くなりました。また、イベントで知って気になったゲームを自分から買って遊ぶことも多くなりました。個人で配信している方もおり、その影響でSteamゲー、中でも共同でプレイできるオンラインゲームを遊ぶようにもなりました。

絵をたくさん描くようになった

ワンドロ部という部活動の一環で自然と描くようになりました(最近描いてないけど)。他にもオリキャラを持っている方が多いので、そのキャラたちを通して描いたり描いてもらったりといった交流が多くなりました。雑な落書きでもtimesを更新するネタになるので、とにかく軽い気持ちでも描くようになりました。

共同開発をするようになった

東方ゲームジャムやunity1weekで共同開発しました。素材提供したこともありました。皆同じUnityというツールを使っていたり、各々が得意分野を持っていたりするため、共同開発しやすいというのも強みだと思います。(今だとTUとかでもありかもしれない)

イベントに参加するようになった

インディーゲームの展示会に足を運ぶようになったり実際に出展するようになったりしました。他にもShaderといった技術関連のものやオンラインイベントなども見に行くようになりました。もくもく会に行く口実も増えて、参加するようになりました。

様々な技術を学習するようになった

なんもわからんけど。

他の制作者の方と交流するようになった

一番ギルドの影響を受けた部分だと思います。unityroomでよく見かけるスゴイ方達と交流できるようになりました。雲の上の存在だと思っていたので正直嬉しかったです。Twitter(X)などの表では見せられないような顔もtimesやGatherで見られたり、イベントでエンカウントできたりと、その人の人となりがよくわかるようになりました。ちゃんと人間の姿をしていて安心しました(?)

Unity以外の話題を収集できるようになった

UGDG言っていますが、Unity以外の事についても聞くことができます。なんならUnityの話より多く聞きます。UEとかGodotとかもUGDGで話が聞けます。ち〇この話とかケモの話とかも聞けます。UGDGとは…?

UGDGで感心したこと

すごい方が多い。

Unity1weekに何回か参加していると、「あー、このゲームはあの人のかー」「この人、いつもランキング入りしているなー」というのが出てくると思います。その人、大体UGDGに所属しています。
個人開発していると「あの人、インディーゲームの展示会でよく見かけるあのゲーム作っている人なのかー」「あの人、大企業に支援されているあのゲーム作っている人なのかー」「あの人、よくもくもく会に参加しているなー」というのもあるかと思います。その人たちも、大体UGDGに所属しています。
しかも大体そういった方たちってアクティブユーザーでもあったりするのが多いので、すごい身近に関われます。逆に、なんか周りのレベルが高すぎて比較しちゃって病んじゃうみたいな話を聞くときもありますが…。

スタンプの種類が豊富。

「こんなスタンプもあるの!?」というぐらいスタンプが豊富です。自分のこの思いをスタンプで表したい、という時にそのスタンプがちゃんと用意されています。この量に慣れてしまうと、他の場所でのスタンプの少なさに不満を抱くようになります。

とにかくアクティブ。

インプレッションの数とかけっこう多い。知らんけど。
入ってみりゃわかる。一目でわかる。直感でわかる。すぐにわかる。そもそも「スタンプの種類が豊富」とか言っている時点でわかる。

UGDGに対して思うところ

特に今のところ何も無いです。強いて言えば、これはただの自戒ですが、あまりにもUGDGで得られる満足度が高いために、UGDGという環境に埋没しないように気をつけなければならないと思っています(伝われ)。

どういう人がUGDGに向いている?

完全な個人的見解ですが、どんな人でも楽しめるんじゃないかなと思います。しかし、自ら進んで行動できる方が一番ギルドの恩恵を受けられると思います。「行動できる」というのは、何でも仕事を引き受けるとか、誰かの役に立つとか、常にゲームを制作しているとか、そんな重いことではありません。Twitter(X)感覚でtimesを更新したり、紹介されたイベントにちょこっと顔を出してみたり、発言せずともスタンプで反応したり、他の方の制作したゲームで遊んでみたりと、そういうちょっとした積み重ねが自然と継続的にできることです。逆にこれさえできていればゲーム制作してなくても存分に楽しむことができると思います。自分がギルドに参加する前は、「有益な情報を提供できるような人じゃないけど、参加してもいいのかな…」と不安で参加申請を躊躇うことも正直何度かありましたが、そんな自分でも今では楽しくギルドライフをおくっています。まあ、兎にも角にも、こういう人が向いていると言っておいてなんですが、適性があるかどうか悩んでいる暇があったら「入れるなら入っとけ」です。無料だし。

結論

入 れ る な ら 入 っ と け

おまけ:あとがき

この記事は去年らへんから書きっぱなしだったやつを掘り起こして改めて書き直したものなので、文中のTwitterをTwitter(X)に書き換えまくった血と汗と涙と努力のもとに書き上げられました。

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