教育相談。
中1ショックという言葉を、知らずに第一子の中学進学を迎えた。
3年前から下の娘は登校しぶりが続いていて、調子が良ければ教室に数日続けて登校するが、基本的には保健室登校と欠席を行ったり来たりの状況。上の娘はその妹に「ズル休みしないでちゃんと学校行きなさいよ!」とお説教しつつ、自分のことはそつなくこなしていた。昔から主体的に習い事を初め、馴染めなかったらすぐに見切りをつけ、続けたければとことん継続して通う、勉強も運動もまあまあできているし友人も多くしょっちゅう家に連れてきていた。
そんな上の娘、中学進学した途端に登校拒否し始めた。
下の娘に比べて手が掛からず、聞き分けも良く、ゲームやインターネットの使用については決めたルールをきちんと守る。勉強もするし将来つきたい仕事も行きたい高校も決まっていた。母の私は小学校の時点で将来など考えが及びもしなかったのに、この子は誰に似たんだろう、と感心しつつ、
「お母さんは妹の世話に大変だから」と、頑張りすぎていないかと一抹の不安がよぎることもあった。
環境の大きな変化による「中1ショック」と、思春期のホルモンバランスの乱れによるイライラや不安の増幅。。。
2人いる子のうち2人とも登校拒否…私のこれまで「毒親にはならないぞ!」という意識であれこれと注意しながら、また「自分が子どものとき母親からして欲しかったこと」をしてあげたい、とやってきたことが、間違っていたのか、と、落ち込んでしまった。
すでに下の娘に関しては市区町村の教育相談を受けていて、娘は溜まった愚痴を相談員さんによく喋った。それですぐに教室へ登校できるようになるわけでもないけれど、母親の自分では引き出せなかったような本人の気持ちを聞けたり、相談員さんの傾聴の姿勢や、必ずしも教室へ登校できるようになることだけがゴールではない、という言葉に、発見があり、凝り固まった考えが少し解れた感覚があった。
ただ、子ども本人と同伴だったのもあり、相談員さんはしっかりと本人の気持ちを受け止めてくれた反面、母親の私には耳の痛いアドバイスもあった。
【もっと母親のあなたがしっかり我が子の気持ちを聞いて、主体的に学校に働きかけるべきです!頑張りなさい母親なんだから!】
とは言われていないけれど、そう言われたように感じたのだ。おっしゃる通りだし、それで自分の行動を少し変えてみようとも思ったのだけど、すぐには厳しい、、、。
自分のメンタルを守るため、他のカウンセラーさんにも私自身の話も聞いてもらうことにした。別の、教育相談機関へまず予約の電話をした。
カウンセリング、メンタルクリニックなどで受けようとすると数千円の費用がかかるのに、無料で話を聞いてくださるので本当にありがたい。しかもこうして、別の相談員さんの話も聞くことができる。
数年前には、実は家族のDVに関しても市区町村の無料相談に大変助けられた汗
ずっとずっと若い頃、自分も人様の助けになりたいと思い、心理カウンセラーに憧れたこともある。現実には、頼り、助けられてばかりでの人生だ。自分は果たして人様の役に立ったことがあるかと振り返ってみると情けなくなる。…家族の飲酒やDVの問題と子育て、自分の老後資金の心配で手一杯の人生。と、他人と比較しても仕方ないので。またそのうち、誰かの役に立てることがあれば小さなことからできたらいいか、と自分を許そうと思う。
2023.6.12
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