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Class 7: 生きた英語より「◯◯力」を!

「国語力」という言葉を聞いたことがありますか?
現在、文部科学省は日本の学力向上のために、子どもたちに国語力が身に付く教育を学校カリキュラムに組み込んでいます。

国語、ではなく、国語力。
つまり、国語科のみならなず、全ての教科を通じて国語力を上げようと先生たちは頑張っているのです。

因みに、高校・大学受験においても、全教科の問題文は年々長く複雑になっています。他人事ではない話。


「国語力」とは?

知識を適切に表現できること。生きた英語をと謳われる世の中ですが、私は「まずは、生きた国語を。」と言います。

そもそも言語というものは全て生きているんです。例え、実用的な英語を話せるようになりたいと思っても、適切な国語で表せられないことは、他言語では無理です。
言語は時と場合に応じて変化していくもの。そんな言葉特有の美しさを感じることで感性・知性を磨く。この能力こそが国語力なんです。


言葉はツール

言葉というのはどう使うかが他者評価の基準となります。日本語でも英語でも会話において大切なことは、適切な表現で、相手に敬意を払い、言葉を紡ぐこと。
「日本語を喋る時に文法なんて気にしないんだから、英語でも必要がない。」というのは、大きな間違いです。

相手の立場になって考えてみましょう。文法もままならない人が、スラングを多用するのを快く思う人はいませんね。これは、どの言語にも共通することです。

相手への敬意を示しながら言葉を使うと、自身の意見や感情はより伝わります。
言葉の使い方の大切さ、即ち国語力は、英語を話す時の重要性と密接に関わっているんです。


「答えがない」も国語力

あなたの感情はスマートフォンで調べても答えは出てきません。
しかし、それを自分が持つ語彙の中から選びアウトプットしていくことで自身と向き合いより言語化できるようになります。

特に子どもは、大人に比べ語彙も少なく、言葉の意味を実感する経験も浅いため、アウトプットに行き着くまでに時間がかかります。

そうなれば、子どもと話す時間を設けましょう。
最近あった出来事からどのような感情が生まれたか、そしてそれをどのように処理したか、子どもの言葉でありのまま話してもらいましょう。

これを読んだら、少しの間、スマートフォンは仕舞ってください。
子どもが言葉を紡ぐ瞬間を楽しんで頂きたいです。



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