タイ数字は暗号なんじゃないか説②
前回、タイ数字は暗号説を勝手にでっちあげました。
ところが、はからずも現代のタイ数字は暗号の役割を果たしているんですよ。
それが観光業における、外国人料金の設定です。
今回は、タイ数字にまつわる私の体験談をお話していきます。
タイの観光地では、入場料金がタイ人と外国人で異なる所がいくつかあり、入口ではこのような↓↓看板が立っています
(ちょうどよい写真がないので、イメージを簡単に作りました)
これ、外国人観光客から見たら、右側は英語で「入場料50バーツ」と書かれているから、左側もタイ語で「入場料50バーツ」って書かれてると思うじゃないですか。
違うんですよ!
左側はタイ語で「入場料10バーツ」と書かれているんです!
そう、ほとんどの外国人観光客は、タイ数字が読めないため、タイ人と外国人では料金が違うことに気づかないのです。
まさに暗号ですね!
10バーツ(約40円)と50バーツ(約200円)では結構違いますよね。
でも外国人料金を設定しているところは、現地人の2倍~10倍ぐらいの料金をふつーに掲げています。
ええ、白状しますとも。
何度かタイ人料金で入りましたごめんなさい!!
いや違うんですよ!
ズルしたかったわけじゃないんです。
私がタイ人料金で入場していたのは、自分がタイ人として通用するかどうか試したかったからなんです!
私の見た目は典型的な日本人で、タイに来て間もない頃は、誰がどう見ても外国人でした。
でも少しずつ、現地人と同じものを食べ、同じものを着て、同じように振る舞っているうちに、「タイ人らしさ」を身につけていったのです。
だからタイ人料金で通過できると、タイ人に認められたようですごく嬉しかったですね。
外国人扱いされることなく、この国の一員になれた気分でした。
以上、タイ数字にまつわるエピソードでした。
ちなみに、タイ数字と123…って、タイ人はどう使い分けてるんでしょうか?
イメージとして、公文書ではタイ数字を使っているような気がします。
誰か違いが分かる人がいたら教えてくださいね!