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"1型糖尿病"に「完治」の路

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 私は2型糖尿病でしたが、糖尿病患者の95%は膵臓の膵島の機能が低下した2型糖尿病と言われています。

 つまり残りの5%は"1型糖尿病"で、遺伝での発症や、自分の免疫細胞の攻撃で膵臓の膵島の機能がほぼ消失していて、一生に渡り「インスリン注射」が必要になり、「低血糖」による機能障害のぼっ発に怯える日々が続きます。

 そんな治療法のなかった"1型糖尿病"に、完治の路が開けてきました。

 2000年ごろから、外国の多くの大学ではじまった「膵島の移植」手術。
脳死などのドナーから提供された「膵島細胞」を、"1型糖尿病患者"の肝臓付近にある門脈という血管の中にカテーテルという細いチューブで注入するもので、局所麻酔だけの簡単な治療法です。

 ほぼ大半の患者が、免疫抑制剤は必要ですが、約5年程度はインスリン注射は不要になります。
 やはり年数がたつと、免疫細胞の攻撃により、膵島の機能は低下してしまいます。

 そこへ、免疫細胞の攻撃を防ぎ、ヒト移植用に無菌状態で飼育されたブタの膵島細胞をカプセルに閉じ込め、患者の腹腔内に移植する治療法。免疫抑制剤が不要な新しい方法が登場。
それは

バイオ人工膵島移植

 移植ドナーの少なさのくびきから解放するために、ヒト移植用に無菌状態で飼育されたブタの膵島細胞カプセルに閉じ込め、患者の腹腔内に移植する治療法。

 カプセルはインスリンと栄養を通し、免疫細胞をブロック。そのため、免疫抑制剤が不要です。

 海外では人の治験が進み、インスリン使用量の低減までこぎつけています。あと一歩ですね。
 日本ではまだ動物実験の段階ですね(汗) 

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