「203高地(日露戦争)」の勝敗を左右した"ビタミンC"
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「ビタミンC」は、抗酸化作用に加えて、免疫調節作用で、自然免疫と獲得免疫のいずれにおいても重要な役割を果たしています。
新型コロナ感染において、感染とともに「ビタミンC」が減少し、重症感染では、枯渇寸前に。
そのため、新型コロナ感染者の治療に、「高濃度ビタミンC」の点滴による静脈内投与が実施される例もあります。
サプリメントでのビタミンC摂取は危険性が指摘されています。
体を作っているタンパク質のうち、約30%はコラーゲンで、コラーゲンは皮膚、血管、じん帯、骨、軟骨の主要成分。
このコラーゲンをつくるのにビタミンCが必要不可欠です。
極端なビタミンＣの欠乏症としては「壊血病」が有名です。
「壊血病」の症状は、全身の皮膚や血管、臓器からの出血やうつ病。最後には死が待っています。
航海者たちが世界の海を制した大航海時代。
世界を駆け巡った船員たちの恐怖のマトは「壊血病」。
原因が不明のまま、200万人もの船員が死亡したともいわれています。
日露戦争の203高地の戦いで、装備に優れたロシア兵たちが日本に破れたのは、ビタミンＣの欠乏による「壊血病」にかかっていたためともいわれています。
ビタミンC対策として、203高地の倉庫には大豆が貯蔵されていたのですが、それでも不十分だったんですね。
戦争の勝敗を左右した、恐るべしビタミンＣの欠乏!
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