透明で薄ピンク色のプルプルゼリー瞳
思春期の頃、謎にイヤだったことってありませんか？
わたしがふと最近「そういえばあれ…謎にイヤだったよな…」と思い出したのはクラスメイトのとある男の子からの視線です。
こう書くとなんだか踏み込んだ話になりそうですが、これは本当にただ私1人の中で始まって、私1人の中で終わるだけの話なのです。
中学生の頃…
クラスのとある男の子が私に向けてきた視線がなんだかいつもと違うような気がして、さらには「透明で薄ピンク色のプルプルのゼリーみたい…」と思ったのです。
ちょっと上手く説明できるか自信はないのですが、
頑張るので必死に着いてきてください。
説明の途中で説明電車にも乗るかもしれないのでチャージは多めにしておいてください。
それで、その透明で薄ピンク色のプルプルのゼリーっていうのはもうこれイメージしてもらうしかないんですが…
その男の子の瞳の、角膜の表面、つまりコンタクトレンズとかが載っかるあの表面を、透明でピンク色でプルプルしたゼリーが覆っているんですね。
それで、そんなゼリーに覆われているせいで、その子が視線を向けると…あの、視線はゼリーの奥から出てきているので、つまり視線を向けた先にもゼリーが付いてしまうんですよね。
そういうことなんです。
説明、終わりました。
あれ…？
わかりませんでしたか…？
でももうこれ以上でもこれ以下でもなくて、なんと言ったら良いか分からないのですがとにかくそんなイメージだったのです。
その子と話すと視線の向けられた先がどんどん透明で薄ピンク色のプルプルのゼリーに覆われていくようでした。
今思えば、それが初めて向けられた好意の視線というものだったのかもしれません。
なんと言いますか…
他の人とは違う目の潤いと言いますか…普通の会話をしているだけなのに目のふちのあたりに期待が込められているように感じると言いますか…
それを当時中学生の頃の私が持っていた精一杯の知識や語彙力を総合して、潤んだ瞳の厚さはゼリーに、気持ちはピンクになって「透明で薄ピンク色のプルプルのゼリー」になったのだと思います。
でも当時はその普段との違いがなんなのか分からず謎でイヤだったのだと思います。
ね。
私1人で始まって、私1人の中で終わりました。
電車乗らなかったですね。すみません。
まあチャージはどれだけしといても良いですからね。
そんな感じで今日は終わりです。
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では、ここまで読んでくれた方に感謝の気持ちを込めて私からお礼のひとりごとです。
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よい一週間を。
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