特別にはなれない

私は何が出来るのだろう
私の取り柄は何だろう

得意なことは家事と人の話を聴くことくらい
真面目で面白みのない人間

特にコレといった仕事をしてきたわけでもなく
漫然と日々を過ごしてきただけの、つまらない人間

お菓子作りや料理を作ることは好きだけれども、「美味しい」と食べてくれる人がいない
だから作る気が失せて「作りたい！」と思うモノも思いつかなくなってきている

つまらない

こんなことでいいのだろうか？
誰かの「美味しい」とか「コレは口に合わない」ってのが聞きたいって思うことは贅沢なのだろうか？

作ることが好きとはいえ創作するなんていう才能は無い
ただよくあるモノを普通に作ることしか出来ない

手芸も好きである
カバンを作ったり小物を作ったりすることは出来る
頑張れば服を作ったり編み物も出来る
作っている段階は楽しいけれども、出来上がると途端に興味が失せる

洋服や靴などファッションも好きである
しかし装って見せる相手も出かけたい場所も無い
日常生活では装うことなど無駄な気がして、おざなりの格好をしてしまう

つまらない人間だ
つまらない日常だこんな日々の繰り返しで人生が進んでいくのだろうか？

目線を変えよう
何でもいい
「楽しい」と思えばいい
「こんなことしても無駄」と自分を貶めなくてもいいはず

自分の「好き」大切にしていれば
平凡で取り柄の無くとも
生きていける

特段「良い」といえなくても
何でもない普通の日々の中でも
「好き」って想うだけでいい

と、思いたい