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10回目の月命日と誕生日。

今日8月19日はあっちゃんの10回目の月命日。
そしてBUCK-TICKのドラム・ヤガミトール(アニイ)氏、62歳の誕生日。

アニイが後ろでドラムを叩く姿は不動明王さながら。
コンサートでその姿を観るたび、BUCK-TICKの守護神だな。って思う。
還暦を過ぎてなお衰えを知らぬ(どころかますますパワフルになる)ドラムとその絶対的な存在感、そして兄弟が刻む揺るぎないリズムの安心感は、第二期BUCK-TICKでも変わらないはず。

アニイが後ろにいる。
それだけで安心できる。
それってすごいこと。

コンサートでのアニイのドラムソロ終了後、あっちゃんが「もういい?」みたいな感じで微笑いながら出てくるのとか、曲の途中でアニイのそばで楽しそうに笑ってるのとか。このふたりの2ショット、あったかくて大好きだったなぁ。その姿を観ることはもう叶わないけれど、アニイには一日でも長く、髪を立ててステージに立ち続けてほしいって思う。

これから先、毎年訪れる誕生日をアニイはどんな気持ちで迎えるのだろう。
そのことを考えると胸が痛むけれど…。

「It's a NOW」が信条のアニイだもの。
過去や悲しみに囚われて押し潰されるより、「今」を全力で楽しんで生きることであっちゃんを想い続けるんだろうな。

だから、恒例のバースデーライブが開催されること、あっちゃんも喜んでいるはず。ドラムの師匠でもあったアニイが大好きな人たちと大好きな音楽を楽しむ夜。「喪に服して中止」なんて、あっちゃんは絶対に望んでいないだろうから。(で、あっちゃん絶対に会場にいるはず。)

あっちゃんとISSAYさんがアニイのバースデーライブに登場したのは去年の今日なんだっけ?(あっちゃんがいなくなって以降、時系列がよくわからなくなっている。)二人とももうこの世にいないなんて、信じられない。



ヘッダーの写真は2022年の35周年ツアーでアニイから受け取ったスティックと、以前アニイをイメージして描いた曼荼羅。
傷だらけのスティックに、あの日のアニイの魂が宿っているようでどきどきする。

当たり前のように「40周年もお祝いするんだ!」って思っていた。
こんなことが起きるなんて思ってもいなかった。

映像を観ると悲しくて涙が止まらないのに、あっちゃんがいない現実がまだ受け入れられない。進んでいく現実を遠くで遠くから眺めているようで、足元がぐらぐらする。時が経つにつれて薄らぐどころか強くなるこの違和感。
いつになったら和らぐのだろう。

…あと2ヶ月であれから1年だなんて、嘘みたいだ。

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