ハートに火をつけろ「雷神 風神 −レゾナンス」
先日公開された「雷神 風神ーレゾナンス」の15秒スポット。
見終わって、
ああ、よかった。ばくちくだ。
ってほっとして、泣きそうになった。
あっちゃんがいない現実にまた打ちのめされるかもしれない。
これまでと全然違う作風で受け入れられなかったらどうしよう。
新体制での作品を聴いて自分がどうなるかわからなくて、見るのがすごく怖かったけど、曲調と聴き慣れた今井さんの声のおかげかな。
聴いた瞬間「あっちゃんがいない…」とはあまり思わずにすんだ。
どこかでまだコーラスや別パートであっちゃんが唄い出すかもしれない、なんて夢みたいなことを思っているからかもしれない。
そして「Fall in Love」、「ハートに火をつけろ」という意外な歌詞に驚く。
雷神と風神で恋の歌?雷神と風神が恋に落ちるとか?(そんな馬鹿な…)
さすが今井さん。予想通りの想定外やってきた。
一瞬頭の中が「???」となって、そうきたかー!ってわいわいするお魚ににんまりしてそう。
あぁ、歌詞の全貌が気になる。早くフルコーラス聴きたいな。
それにしても今井さんの声は相変わらず破壊力抜群よねぇ。
ヒデさんのヴォーカルも早く聞きたいなぁ。
…などとはじめは結構テンション高めで見ていたけれど。
繰り返し映像を見ていたら、じわじわきた。
5人の、いつもの立ち位置。
真ん中にあっちゃんはいないけど、ちゃんとあっちゃんの場所がある。
やっぱりBUCK∞TICKはBUCK-TICKなんだ。5人なんだ。
そう思うのに、真ん中の空白がすごく広くて、あっちゃんの不在が寂しくて…泣いてしまう。
一瞬現われる「LOVE ME」のMVみたいなコラージュに、BUCK-TICKとBUCK∞TICKのつながりを(勝手に)感じて胸がぎゅっとなる。
こんなかっこいい曲なのに、なんであっちゃんいないのかな。途中から出てくるんじゃないのかな。ってつい思ってしまう。1年以上経ってもあっちゃんの不在を受け入れられないし、受け入れたくない。
あっちゃんの不在と、それをまだ受け入れられない自分。
それでも進んでいく彼らを見たいのに、見るのが怖い。
新譜の発売に伴って突きつけられる現実に心が揺れ動く。
あっちゃんの不在を誰より感じているのは4人なのだと頭ではわかっていても、感情に振り回されてどうにもならない。
「音楽と人」を読めば少しは気持ちが落ち着くだろうか。
こちらも読みたいような読みたくないような…複雑な気持ち。