今日の一枚(と櫻井敦司) 2024.05.10
今日の一枚
空に輝く星のように
頭の中で ぴかり。と閃くものがある
空を切り裂く稲妻のように
激しく この胸を貫くものがある
それは 道しるべ
疑いようもなく
抗いようもなく
その光に誘われるまま
わたしは 進む
***
理由はわからないけれど、猛烈に惹かれる。
意味があろうがなかろうが、やらずにはいられない。
根拠もないのに、絶対的な確信がある。
そういう意味不明の、強烈な衝動が時々訪れる。
私にとっての最大のそれは、BUCK-TICK(というかあっちゃん)との出会いだった。
「蜉蝣」のPVのあっちゃんの虚ろな瞳に心を鷲掴みにされた。
この人のことを知りたい、と痛烈に思った。
何かに取り憑かれたように映像を観続け、過去記事を読み漁り、作品を買い漁った。あっちゃんのことを知るたびに「好き」が募って、もっと知りたくなって、歌詞の読み解きなんか始めたりして。周りが驚いて若干引くほど、のめり込んだ。
意味なんかわからない。意味なんかなくていい。
この先どうなるかなんてわからない。
だけど、やめられない。
原動力は「好き」。
それだけだった。
それだけで十分しあわせだった。
あっちゃんを好きになって、いろんなものを手に入れた。
いろんなものを失いもした。
ついには、あっちゃんその人までいなくなった。
だけど、あの日胸を貫いた恋心は今も消えていない。
だから、これからもこの「好き」を抱いて歩いていく。
10年以上貪るように聴き続けたあっちゃんの声。
お守りみたいな、大好きなあっちゃんの声。
少しずつ、また聴けるようになってきたよ。