「アート」錬金術 脳の機能の話
光回線を乗り換えませんかという営業マンが訪ねてきました。小川町も2000Gのサービス対象地域に入ったので、料金も安くなり、スピードも速くなるとのこと。
話を聞きながら、たしかにネット環境については要検討と思っていたところだったので、調べて見ることにしました。
しかしながら料金は乗り換えてもそんなに安くなるわけではないですね。ただ、ルーターが最新のものに変わりスピードが速く安定するならば、たしかに乗り換えもあり得るのかも知れません。
その気になったら後で連絡するからと、名刺をもらって帰ってもらい、こうして調べてみたわけです。
スリーカード
いろいろ変更するのは大変なので、料金がそんなに変わらないのであれば、急ぐ必要はないと思いつつ、ふっとこういうのをタロットに聞いてみたらどうだろうと、三枚引きで聞いてみました。
すると出てきたのは、こんなカード。
1.未来 ソード5 Defeat
2.現在 ⅩⅣ アート
3.過去 Ⅴ 法皇
むむむ、未来のカードにソードの5、敗北、失望というようなカードが出てきましたね。
現在には大アルカナのアートで、錬金術というような、何かを混ぜ合わせて奇跡を起こすというようなカード。
過去の位置には、大アルカナの法皇です。法皇は先生、導師、助言、伝統、この世的な解決策を持った人という感じかなと思いました。
現在がアートですから、真反対のものを混ぜ合わせるということです。古いものと新しいものというのもあるかも知れません。
ここに描かれている人は、両性具有ですし、カップとワンドの両方を鍋にくべて、新しい価値観を生み出そうとしているのだと思います。
ネット回線についてもたしかに調べてみて、より良いものに組み合わせていくといいよということかも知れませんね。
ただ、未来のカードはDefeatですから、ここは慌てない方が良いということかと思いました。また、別の話か、少し違う形での対処法が出てくるかも知れません。
という感じで、読み取りました。たぶんこれでいいのだろうと思います。
アートとパスワーク
このアートのカードがとても魅力的で、目に留まったので、今日はこのカードでパスワークをしたいと思います。
このアートは生命の木では、イエソドとティファレトをつなぐところにありますね。いわゆる正中線にありますから、とても大事なものだと思われます。
正反対のものを混ぜ合わせ、調和したものを生み出す、錬金術の場ですから、左右をとりまとめ、上下をも取りまとめるには、絶妙な位置にあるのが、このアートというエネルギーなのだと思います。
もちろん、これも僕自身のある属性を示しているのだと思います。テイファレトとイエソドをつなぐわけだから、太陽と月とつなぐラインでもあります。
そう言えば、ワンドのカードで太陽と月を繋いだカードがあったのを思い出しました。
そうそう、これ、ワンドの9.Strengthでした。太陽と月がつながっていると、とても力強く感じます。ある意味、ワンドのもっとも良い状態と言えるでしょうか。
このエネルギーはアートのエネルギーとつながっているのかも知れません。そんな気がします。ワンドはぐつぐつ煮える鍋のようですし、そこで溶けて混ざり合い、練りに練られた要素が、腹に収まるのかもしれません。
獅子は火の象徴。鷲は蠍座ですから、水の象徴。
火と水を混ぜ合わせていますね。そこでできたものが、いわゆる丹となるのかも知れません。
霞を食べる方法
これは、今思うに、「仙人になる方法」という本の中に書かれていた、霞の食べ方に通じるものだということを思います。
深く呼吸をしながら、丹田に集めた気を小周転を回しつつ、口に持ってきます。その気を唾液に混ぜるということを何回も繰り返していると、唾液自体が津液となり、すごくエネルギーをもった丹に変るのです。
そうしてじゅうぶんに練られた丹をゆっくりと飲み込むことで、身体中にエネルギーが行き渡る感じになるというものでした。
このカードの絵を見ていると、そういうことを思い出しました。そうすることで、物理的な要素だけでなく、エネルギーとしても練られ、混ぜ合わされ、統合されていくのだと思います。
目を閉じて、静かにしていると、今この瞬間にも、僕の内側では、いろんな要素がぶつかり合い、スパークを飛ばし合い、練られているのだと思います。
呼吸を伴い、仙骨を意識し、気を練って、正中線を回すということを、20代後半~30代前半くらいの時期にかなり練習しました。そのころ、身体の中に感じていた、エネルギーの気持ちよさであるとか、高まりすぎて、苦しいくらいになったこととか、いろんなことを思い出します。
一度やったことを身体は覚えていて、すぐにでもその意識状態になろうとする感じがします。ある意味、それらも魔術修行的なことだったのかも知れないと思います。
ストレス時に起こること。脳の仕組み。
今、さらに浮かんできましたが、これは脳内の血流とも関係しているということだと思います。ストレスを感じているときには、血液は前脳部にはなくなり、左脳の後頭部に集まります。
この写真はヘミシンクの説明でよく使われているものですが、左脳の後頭部に赤い領域が集まっているというのが、スリーインワンが言うところの、ストレスのもとでは左脳の後頭部に血流が偏るという説明と似ているので、イメージが繋がるかなと思って、のせてみました。
これはスリーインワンでよく説明していた脳の機能の話です。ストレスのかかった状態では、左脳の後部、言語中枢に近い、関連性を見出そうとするエリアに、血液が集まり、脳の一部しか使えないというんですね。
この状態では、右脳が使えませんし、左脳も限定的にしか使えません。特に、過去の経験したパターンの範囲内でしか選べないという状態になってしまうというのが、ストレスのある状態での脳なのだということなのです。
それに対して、スリーインワンではいくつかの修正法がありましたが、最もシンプルなものはおでこに手を当てるというものです。おでこに手を当てて、深呼吸する。これだけでも、脳のコンディションが変わり、選択の幅が広がるというのです。
おでこに手を当てることで、前脳に血液が戻り、左脳と右脳のバランスを取り始めます。ストレスがある時には、過去のパターンで身を守ろうという自己防衛システムが働くので、脳の血流がそのような状態になってしまうんですね。
その状態でいくらいろいろと理解しようとしても、脳が限定的にしか使えないので、ラチがあかないわけです。
僕がやりたかったこと
こういうメカニズムもアートだなと思うのですね。
左脳と右脳、前脳と後脳のバランスと、そのシャッフル。混ぜ合わせて、統合することで、新しい選択は生まれます。
それが本当の意味での錬金術だと思うのです。僕がやりたいことは、まさにこれですね。ツールは何でもいいのです。この錬金術的アートを僕はやりたいのです。
このアートに登場する人物は黒い顔と白い顔の二人が統合した姿をしています。そのまんまですね。二項対立した二つの要素を混ぜ合わせ、統合し、練ることで新しい価値を作り出すという仕事です。
まだまだ、若かったときに、喧嘩の絶えない、父と母の顔色を見ながら、なんとかできないかと切羽詰まった僕が、無意識のうちに集めていたのは、二人をなんとか和合させるための手段であり、方法論であり、仕組みを知るということだったのだと思います。
気がついたら、ずいぶんいろんなことをしてきました。ノウハウも、すでにあるということを感じています。そろそろ、動き出してもいいのかも知れません。(*^-^*)
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