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ドールハウスリーディング

ドールハウスというのは、人形の家という意味です。小さなミニチュアハウスという感じでしょうか。そのドールハウスに見立てて、ホロスコープのハウスを語るのが、ドールハウスリーディングです。

これはミカミ・ポーラ先生の講座の中で学ぶことができるものなので、詳しいことを知りたい方はそちらにアクセスしてみてください。ここでは、さわりの部分を紹介します。

まゆこラジオ

僕が最初にこの、ドールハウスリーディングという言葉を知ったのは、まゆこラジオというYouTubeの番組の中で、ポーラさんがゲスト出演されていた時でした。

それがこれ ↓

こんな感じで、けっこう詳しくお話しされています。このときにはドールハウスというより、ディズニーランドに譬えておられますね。

ホロスコープを建物に譬える

ちょっとだけ紹介すると、ざっとこんなイメージです。

MCは屋上看板。遠くからでも見える。
ICは基盤であり、地元住民。遠くからは見えないエリア。
ACは表の入り口、正面玄関
DCは裏側、バックヤード

なので、ディズニーランドにおいてはMCはシンデレラ城であるというのは、ポーラ先生の発想ですね。こういう発想力、物事を何かに譬えてわかりやすくしてしまう説明力はすごいと思います。わかりやすいです。

他に言葉を言い換えるとしたら、ここが目立つ人は、ビルの屋上にネオンサインの看板を上げているようなもので、遠くからでも見えますし、社会的にも目立つ人ということになります。

逆にこのあたりに星がない人の場合は、外からはあまり目立たないという感じになりますね。

どこに星が多くあるのかで、その人がどんな人かわかるというのが、ホロスコープという事になります。

僕のシンデレラ城は獅子座

僕のホロスコープにおいて、シンデレラ城は獅子座であり、その周りには水星と太陽と天王星と金星と冥王星がありますから、けっこう目立っている方だと思います。

ただし、AC、1室には星がありませんから、表から見た感じでは、ここが何をするところなのかはわかりにくくなっています。かろうじて12室の海王星が少し見えているので、何か神秘的な雰囲気は醸し出しているという感じでしょうか!? それと蠍座だから、何かマニアックなことをしている所なんだなくらいに認識されるかも知れません。

僕のチャート

松村潔先生のチャート

こちらはとても有名な占星術の大家の松村潔先生のホロスコープですが、この方のMC周りには星がありません。その代わりに、AC周り、1室には太陽と水星があり、入り口を見ただけで、その人の顔が見えます。水星ですから、何やら知的な香りがするなということが、表からも見えるということになりますね。そして魚座ですから、スピリチュアルな雰囲気があると思われます。

松村潔先生のチャート


鏡リュウジ先生のチャート

こちらも有名な鏡リュウジ先生のチャートですが、MC回りには星がたくさんあります。遠くからでも見えるタイプですね。AC周りには星がありませんから、近くに行っても誰だかよくわからないかも知れません。でもアセンダントは蟹座ですし、入りやすそうな雰囲気はありそうです。

鏡リュウジ先生のチャート


塀がある

ACーDCにかけては塀があって、塀より上は外からもよく見えるけれど、塀の下は外からは見えないとも表現されています。これは昼か、夜かということで、昼は見えるけど、夜は見えないということを表しています。

塀の上に天体が多い人は、外から見え安いということで、目立ちたがる傾向にあります。よく言えば、社会に対してのアピール力があるということですから、プライベートよりも外との関係が多くなるかも知れません。

逆に、塀の下に天体が多い人は、夜のチャートという事になりますから、目立たないというのが特徴になります。外よりも、プライベートを充実させる傾向にあるタイプですね。

僕のチャートでは上に7個、下に3個。
松村先生は上が3個、下が7個。
鏡先生は上が6個、下が4個。

ということで、僕と鏡先生は外に目が向くタイプ。見られることを意識するタイプと言えそうです。それに対して、松村先生は外にはあまり興味がなく、プライべートを充実させたいタイプのようですね。そう言えば、松村先生のYouTube番組を見ていても、オカルト研究家らしく、見てくれなどはまったく気にされてないように感じます。

真ん中には、壁がある

また、ホロスコープの右側、左側でも意味があります。このことを真ん中に壁があるとポーラさんは表現されてました。MC-ICラインが壁ということになりますね。

壁より左側に天体が多い人は、自立的な人と言われます。ホロスコープ的には、こちらが東側で太陽が昇る側ですから、積極性が強いということのようです。自己主張しますし、自分の価値観、自分のやり方を大事にします。リーダーシップが強く、他人の敷いたレールを行くよりは、自分で切り開きたいタイプと言えます。

右側に天体が多い人は、太陽が沈む側ということで、受動的と表現されます。周りの人の空気を読んだり、他の人の意見を聞いてから動こうとしたりする傾向にあります。なので、人に引っ張られて気がついたら何かできるようになっていたというのがこちらのタイプです。

僕のチャート 左5個、右5個
松村先生のチャート 左4個、右6個
鏡先生のチャート 左6個、右4個

こうして見てみると、鏡先生が最もリーダーシップを発揮するタイプで、松村先生は周りの人の意見に乗っかりながら、物事が進んでいくタイプと言えるのかもしれません。

僕は半々ですが、MCの前の天王星と太陽わ、5度前ルールで10室に入れるとしたならば、左7個右3個となりますから、どちらかというと、自分で決めて自分でやりたいというタイプという方が、近いかも知れません。

ドールハウスリーディング

ほんと、こんな感じで、ホロスコープのどこに星があるかによって、その人がどんな人か、見えてくる訳ですが、それをディズニーランドに譬えることで、誰でもイメージしやすくなるというのが、ドールハウスリーディングの素晴らしいところだと思います。

ここではまゆこラジオでお話しされている範囲で、さわりの所だけ、軽く紹介しました。本編では、各ハウスそれぞれが、どういう場所なのか、細かく見ていけるようになっていて、ハウスとホロスコープというものを構造的に理解するためにも、革新的なコンテンツになっていると思います。

また、このまゆこラジオの中で話されていたことと、今では一部変っているところもあるので、興味ある方はぜひミカミ・ポーラ先生の講座で最新情報を学ばれてみてください。おもしろいですよ。

ミカミ・ポーラ先生の講座申し込みはこちらからできます。基礎講座の3回目でドールハウスリーディングは学べます。


余談

ここからは余談ですが、昔、"angelspace"を立ち上げて、活動し始めた頃に、縁あって説話社の「ミスティ」という雑誌から取材を受けたことがあります。そして一度は原稿料をいただいて記事を書かせていただいたこともあるのですが、その時お話しした編集者の方に、僕が鏡リュウジ先生にとても似ていると言われました。顔の雰囲気とか、声の雰囲気とか、驚くほどに似ているとのことでした。

共通点をチャートから探してみると、MCに星が集まっているというのは似てますね。チャートの左側に星が多いというのも同じかも知れません。もっと詳しく調べたら、他にも何かあるのかも知れません。

2室木星

そして、今気がつきましたが、2室に木星があるのも同じです。そう言えば、松村先生も2室に木星がありますね。

鏡先生の2室木星は射手座が6室、魚座が9室ですから、理想的な面倒事解決法を見いだし、さらに見えない世界を研究して形に残すという感じだと思います。たしかに研究されたことをたくさんの本として残されています。

松村先生の2室木星は射手座が10室、魚座が1室ですから、信念をキャリアとして、ご本人の精神性、あり方そのものを本という形にして残されているのかも知れません。

また2室に火星と金星もありますから、9室蠍座は深く掘り下げて研究されたこと。2室牡羊座はご自身が挑戦してこられたこと。3室牡牛座は自分の感覚に根ざして、考えたこと。8室天秤座は他者の仕事をベースにしてそこからさらに掘り下げていったこと。そういったことに関して、形にして残されるということですね。

そして僕の2室木星は射手座が2室、魚座が5室ですから、夢を形にするということと見えない世界を楽しむことを形として残すというのもあります。

さらに2室にはもうひとつ土星がありますが、こちらがルールするのは山羊座の3室と水瓶座の4室です。

山羊座3室の方は、自分の考えを磨いて、それを形に残すということになりますから、このように言葉を書き留め、文章に残すというようなことかも知れません。

さらに水瓶座4室の方は、自分自身のプライベートの問題をしっかりと吟味して、仕組みを調べて、よりよい家族とは、よりよい関係性とはどんなものか、そのためにはどうすればよいかということを考察して、形に残すということになるかも知れません。

いずれにしても、2室は形に残すことを表わしていますし、その残したものをお金にできるということも示していますから、僕もこうして書くことで、何らかの形を見いだしていくのかも知れないと思います。実際のところ、どうなっていくかはわかりませんが、これからもどんどん書いていこうと思います。

思いがけず、この余談がいちばん僕の核心に触れる話だったかも知れません。書くということは、僕にとってとても大事なことなのだということを理解できただけでも大きな収穫だったと思います。いずれにしても、今は勉強の時と捉えていますから、せいぜいガンバロー(*^-^*)と思います。

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