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ハウスの意味をもう一度考え直してみた
このnoteを書き始めて以来、特に最初の頃、ハウスについてずいぶん書きました。基本的に、ミカミポーラさんのハウス解釈をベースにしながら、あれやこれやとやってきたのですが、僕の中で、ハウスのおもしろさ、素晴らしさは、それが完全に回転対称性を持っているものだと言うことでした。
1室と7室、2室と8室、3室と9室、4室と10室、5室と11室、6室と12室という並びで、対応しており、1~6はわたし側、7~12はあなた側という事になり、そこには対称性があるということですね。回転させることで、ハウスの読みが成立するようになっているという事も含めて、そこには美しさがあると思います。
しかし、これはポーラさんも指摘されていたことでしたが、中世の時代に、キリスト教の弾圧を逃れるために、さまざまはハウス解釈が入れ込まれたという事実があります。その結果、本来5室に入るべきセックスが8室の中に入れられ、8室がわかりにくくされてしまいました。これは明らかに間違いだと思います。
また12室も秘密の部屋と言われ、意味深でわかりにくい部屋になってしまっているのではないかと思われます。実際は問題解決能力の問題であり、6室は此岸の方法を使い、12室は彼岸の方法を使うとしました。
此岸とは、科学的に、法的に認められた方法での解決方法という事になります。彼岸の方法とは、非科学的であったり、非合法で超法規的な方法であったり、霊的な方法を使った問題解決方法という事になります。たしかに12室は非合法的な方法が含まれる分、秘密的な所があると言えますが、あくまでもそうしないと解決できない問題がある場合の緊急避難的な意味での問題解決と言うことになる訳です。
ちなみに、この下の図はポーラさんのところで紹介されているハウスの図です。それぞれのハウスには言葉が付されていて、基本的に、僕もこの流れで読んでいます。しかし、最近になってそれに少し付け加えたくなり、今日はそれについて書いておこうと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1682342711354-13HwCDMmwP.jpg?width=1200)
自分なりに意味を理解しやすくなるように、言葉をつけてみました。何をどうしたかというと、やはり最初に書いた、回転対称性がはっきりとわかるような使い方がしたいということと、ハウスの意味を言語化するときに、主語となるのはすべて「わたし」であるため、私目線がわかるようにするために、少し言葉を添えてみました。
1室 わたし
私の身体、魂→私の生き方、身の守り方
2室 わたしのモノ
私は私のリソースを発展させる→価値を生み出す
3室 わたしの考え
私は私の考えを発展させる→思考する、発信する
4室 わたしの居場所
私は私の居場所を作る→尊重される場所、プライベート
5室 わたしの楽しみ
私は私の楽しみを追求する→クリエイトする 推し活
6室 わたしの問題解決
私は私の問題を解決する→此岸の方法での問題解決
7室 私とあなたの関係
私はあなたとの関係を大事にする→関係を結ぶ、契約する
8室 私とあなたのモノ
私はあなたのリソースをさらに発展させる→価値を高める
9室 私とあなたの考え
私はあなたの考えを学び、さらに深める→学習、研究、発展
10室 私とあなたの居場所
私はあなたの居場所を活性化する→キャリア、ステイタス
11室 私とあなたの楽しみ
私はあなたの楽しみをさらに増加させる→ファンサービス
12室 私とあなたの問題解決
私はあなたのやり方で問題を解決する→彼岸の問題解決方法
ポイントは7室以降ですね。7室は文字通り、私があなたと関係を結ぶということです。
そして、特にわかりにくい8室を説明するとしたら、8室はもともと「あなたのモノ」ですから、基本的には「あなたのリソース」を扱うということになります。
2室は私のリソースの価値を高めて、死んだ後に残したい物という意味ですから、8室はあなたのリソースの価値を高めて、発展させていくということになります。
このリソースというのは、もちろんお金ということもあり得ますが、それだけではなく、その人が持っている才能であるとか、潜在的なポテンシャルを見いだして、そこを伸ばすことで価値を高めるという意味でもある訳です。
お金や資産であれば、財産管理、資産運用の話になりますし、個人の持つ才能であれば、トレーナーであるとか、コーチが、その人の才能をプロデュースして、価値を高めるということも8室という事になります。
また価値がないと思われていた土地や建物の可能性を見いだして、価値のある使い方を考えて、運用するとかも、この8室の働きと言えるのではないかと思います。
また。5室は私が楽しむハウスです。そして11室は私があなたを楽しませるハウスです。そういう意味では11室は私もあなたも両方が楽しみ、楽しみを発展させるというような意味がいがあるのではないかと思います。
3室は「わたしの考え」ですが、9室は私が「あなたの考え」を聞き、過去の研究や本から学んで、それをさらに研究発展させていくというハウスだということになります。
6室は先ほども書きましたが、此岸の問題解決方法での問題解決であり、12室は彼岸の問題解決方法での問題解決ということになります。
4室は「わたしの居場所」10室は「あなたの居場所」ですが、4室はプライベートの居場所であり、地元と言うことであり、家庭ということになりますが、あくまでも自分が作り出し、そこで尊敬を勝ち得た場所と言うことです。そして10室は社会の中で勝ち得た居場所と言うことになり、ある意味、私とあなたが共同で運営する居場所という意味でもあるのだと思います。キャリア、仕事、肩書きというのは、自分ひとりではあり得ませんから、10室の居場所を考えるときには、つねに私とあなたの居場所であり、私が関わることであなたの居場所を活性化し、発展させるというような意味合いがあるのだと思います。
特に何かが変わったわけではないですが、7室以降の解釈に、私とあなたという視点を入れることで、そのハウスの意味をより理解しやすくなると思ったんですね。そして、1~6室のどの軸をとっても、回転させることで、意味の無理が出ないようにするということも大事なことだと思います。
これはポーラさんの講座の中で、ハウス回しと言って説明されていましたが、ハウスをそのような視点で見ることは、とても大事なことだと思います。そうすると、キリスト教の弾圧を逃れるために無理矢理変更させられてしまった8室や12室もすっきりとクリアになっていくのではないかと思うのです。