愛し方と愛情の受け取り方のパターンをハウスから読んでみる。
5室について
愛し方、愛情表現は5室で見ます。
僕の今住んでいる土地におけるリロケーションチャートでは、5室は牡羊座です。
これでわかることは、僕の愛し方、愛情表現は、率直で、自分本位です。相手の気持ちを忖度するというよりは、自分の気持ちに正直であることが、誠実さだと思っています。
停滞を嫌い、結論を急ぐ傾向にあるので、いいと思ったらすぐに付き合いますし、嫌だと思ったら別れるという決断も早いのかも知れません。
いずれにしても、個性を大事にするので、自分本位で自分勝手と言われても不思議ではありません。これは恋愛だけではなく、それ以外のいろんな場面での人間関係にも関係してくると思われます。
5室牡羊座のルーラーは火星で、その火星は7室牡牛座にあります。
7室のために5室があると言う流れです。
快適で、安定して、生産的な、個人的な関係を結べそうなら、すぐに魅了され、好きになる。そして相手の気持ちより、自分の気持ちを優先させる傾向がある。
かなり、強引な印象ですね。下手するとやばい奴。^^;
ちなみに7室牡牛座→10室獅子座乙女座とハウスの流れは進んでいくので、その先に社会の中で、個性的に、合理的に、関係性を公にして、一緒に社会的な居場所を勝ち取っていきたいという思いがあるようです。
いずれにしても、それが僕の5室であり、愛情表現の癖、パターンであるということです。特に、クオリティの要素である、「停滞を嫌う、結論を急ぐ」というパターンを見たときに、これこそが過去のトラブルの原因となったところでもあったなと思い至りました。
そういうことが意識的にわかっていたならば、どうすればトラブルにならないで、スムーズに人間関係を営めるかという事のヒントが見えてくると思います。
過去にトラブルになった人間関係のいくつかを思い出しながら、たしかに相手の気持ちを考慮せずに、自分の気持ちを優先して、しかも性急に結論を出したからこそ、起こったことだったと言うことに思い至りました。
率直に、嘘をつかないことが誠実さだと思っているから、こちらとしては悪気はないのですが、人によってはたくさん誤解もされたと思います。
他のやり方があったということが今はわかります。そしてそういうパターンというのは、急いでいるときや、切羽詰まったときにはやはり出てしまいかねないパターンな訳ですから、よほど気をつけておかないといけないことだと思います。そういう自分の癖、パターンを発見するためにも、占星術は使えるものだということをあらためて思いました。
11室について
5室が愛し方、愛情表現のパターンだとしたら、11室は魅力の発揮と好意の受け止め方のパターンを見ることになります。
僕の11室は天秤座です。
バランスに気を配りながら、あたりよくコミュニケーションを図りながら、快活に、ニコニコと人に接する。
そして、同時に、個性を尊重されないと嫌で、さらに距離が必要なので、ベターッとくっつかれるのはしんどいわけです。
それが、対人関係で僕が望むことであり、癖みたいな所と言えると思います。
この中で、今回発見してあちゃーと思ったのは、距離感ということについてです。個性の相違に価値をおき、変化をよしとしますし、むしろ距離がある方が心地よいので、ただただベターッと、意味なく一緒にいるというのは、耐えがたいという事になるんですね。
そうなると、息が詰まりそうになり、苦しくなります。
これについては、過去の人間関係のパターンを振り返ると本当によくわかります。意味なく一緒にいることが苦しくなって危機を迎え、距離についての話し合いを持つということがとても大事なものでした。それができない場合は離れるしかないということもあったわけです。
11室天秤座のルーラー金星は10室獅子座乙女座にあります。
ですから、10室のために11室を使います。
社会の中で居場所を勝ち取るために、僕に好意を寄せてくれて、応援してくれる人たちとの関係が役に立つということになります。
その居場所は個性的で、独自性があり、かつ合理的、現実的なものです。その居場所を使って、社会的に何らかの存在意義を見いだしたいために、11室で自分のパフォーマンスを喜んでくれる人、応援してくれる人との関係、そこでの活動が意味を持つということになります。
僕の場合、10室の先には9室蟹座がありますから、学んだことを共有するような事がその活動内容という事になると思うので、僕自身が学んだ、感情とか、人間関係とか、人間とは何?というようなことについての考えを披露し、シェアし、共有するような活動が意味あるものという事になるのだと思います。
ある意味、僕にとっての人間関係は、この5室と11室によってできるものであり、そこで生じるいろんな問題を解決する方法ということを9室で考え、それ自体が仕事となっていくみたいなところがあるのかも知れません。
リロケーションチャートと出生地チャートの違い
今回、リロケーションのチャートと生まれたところでのチャートでも見てみました。
出生地チャートでは
5室魚座→2室射手座、12室天秤座。
11室乙女座→9室蟹座
となりますから、だいぶ意味合いが変わってきます。
5室魚座→2室射手座
深く共感して、踏み込んだ関係に価値を感じるから、人と激しく関わろうとする。そして結果につながりそうなら魅了され、愛情を感じる。
5室魚座→12室天秤座
深く共感して、踏み込んだ関係に価値を感じるから、人と激しく関わろうとする。そして神秘の力に近づけるなら、スピ的な方法での問題解決能力が得られるなら、魅了され、愛情を感じる。
11室乙女座→9室蟹座
感情や人間関係について人と話し、学び、研究することを通して、知的に人を喜ばせ、魅了して応援してもらいたい。
僕は18才までは出生地に住んでいました。ですから、こちらが18才までの僕のパターンであり、それ以降、特に関東地方に住むようになってからは、上のリロケーションチャートで見てきたパターンということになると思われます。
特に、12室天秤座に関するところは、僕が人間関係に何を求めていたのかというようなところが深掘りされている感じがして、興味深いです。そして、あの父と母のところに生まれてきたことの意味と言うことについても考えさせられます。
両親との関係の中で、12室が大事だったし、12室的能力を高めるために、その関係性があったということも言えるのかなと思いますね。
もちろん、この出生地チャートで出てくる情報も、今の自分には意味がありますから、どちらも大事にしたいと思います。ただ、リロケーションのチャートと出生地のチャートを両方読むことで、深く自分を理解する助けになると言うことはたしかにあり得ると思います。
この5室と11室のパターンについては、過去にも書きました。
今、読み直してみると、理解が浅いというか、表面的にしか見えていないという感じがします。これを書いてから1ヶ月。時間が経って、さらに発見があったと感じたので、今日はこのテーマで書きました。
情報の分厚さと言いますか、だいたいの意味はわかっても、グサッと刺さるというような、シャープな気づきが伴わないときというのは、靴の上からかゆいところ掻いてもすっきりしないというのと同じような歯がゆさを感じますが、占星術というのも同じようなところがあると思います。
だから、センセーショナルな突飛な読み方を志向する人が多いのかも知れないと思いますが、やはり、僕はこの分厚い情報の層を真正面から掘り進めたいと思います。わからないのは僕自身の気づきが足りないからだということが、今日は感じられました。しつこく掘ることで鉱脈に至るという事もあるでしょうし、また掘るためのスキルに熟達していくということでもあると思います。
だけど、今日はすごく可能性を感じました。この調子ですね。(o^^o)