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小惑星ジュノーについて
先日の月食は11月8日で火曜日でした。この日はミカミポーラさんの占星術中級講座の14回目の日で、時間的にもちょうど重なってしまいました。特に天王星食が20時41分ということで、まさに講座の真っ最中だったのです。
パソコンを外に持ち出して、講座を聴きながら、月食と天王星食の撮影をしていましたが、講座の方は全部を集中して聞くことができず、所々の部分参加みたいになってしまいました。フル参戦したい僕としてはちょっと残念でしたが、それでも天王星食を見るということの意味を優先したという感じです。
講座は後から見ることもできますが、天王星食は今後何千年も待たないと次はありませんからね。
昨日、今日と、その講座のアーカイブを何度か見直して、ノートも取りましたが、そこで、それまでよくわからなかった小惑星についての理解が大きく進みました。
ポーラさん的考え方と扱い方ということで、その研究成果を聴かせていただき、僕としては小惑星の意味がすっきりと整理された感じがあります。
どうも、西洋占星術にしろ、ギリシャ神話にしろ、男性研究者による偏見がずいぶんと組み込まれていて、自然なものとは言えないところがあるということでした。たしかにそうなんだろうと思います。
女性からの目線での手記はいっさい残されていないということ、さらに男性であったとしても、社会的地位があり、お金を持っている、いわゆる社会的強者の言葉しか残されていないということだそうで、勝ち組による偏見に満ちた神話のストーリーや女神のイメージが一般に語り継がれているらしいということが否めないということでした。
その中で、今日はジュノーについて、感じるところがあったので、書き残しておきたいと思います。
実は、僕の名前が「おおにしじゅん」といいまして、アルファベットで書くときには、JUN ONISHIとなります。略して、JUN・Oだとか、JUNOとかJUNONと表記することが多かったので、ジュノー、ジュノンという名前には個人的にとても親しみを感じていました。サブのメールアドレスではjunoというアドレスを使っているものもあるくらいでした。
さらに小惑星ジュノーは僕のネイタルチャートでは1室にあり、僕という人間の何か大事な部分を表わしていると思っていたのです。しかし、従来の解釈ではいまいちピンと来ませんでした。なんか違うんじゃないかなと思っていたのです。
少し、講座で聞いたギリシャ神話の話を紹介すると、ジュノーはヘラという女神で、ゼウスの妹でしたが、ゼウスから肉体関係を迫られます。ヘラはそれを拒み、結婚しない限りは肉体関係には応じないと言い放ち、その結果ゼウスは離婚してヘラと結婚したのだそうです。
一般的には、ジュノーは嫉妬深く、正妻の権利を主張し、家庭を守るということから、パートナーシップに関する星と言われていますが、この解釈がどうもピンとこず、うさんくさいなあと思っていたのですが、講座の話を聞きながら、なるほどと思いました。
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Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像
ジュノーはゼウスに対して、はっきりと嫌なものは嫌と言ったわけです。そして、妊娠、出産、堕胎に関しての神だとされていて、命に関わる問題に関して、毅然としていた女神だったというわけです。
ジュノーは、その女性の命、立場を守る姿勢から、当時から女性に慕われ、人気も高かったのだそうで、そこからジュノーの持つ象意は「自らの権利を主張する」という事であり、「相手が誰であっても黙らない」ということであるという解釈ができるのではないかと紹介しておられました。そしてそれを聞いて、僕の中のどこかが「そうそう、それならすごくわかる」と反応していました。
僕のジュノーは1室にあり、1室は蠍座ですが、ジュノー自体は射手座11.87°にあります。サビアンシンボルは「ときの声をあげる鷲に変化する旗」です。
射手座12°「ときの声をあげる鷲に変化する旗」
この度数の人は、精神の秘密を探ろうとする強い関心から、通常は忘れられている潜在的な活力が身体の奥から湧き出す経験をするでしょう。この力に動かされてしまうと動揺しやすい性格になりますが、神秘な世界をかいま見ることも可能です。
この言葉を読みながら、「自分の権利を主張する」という毅然とした姿勢を大事にする時に、「通常は忘れられている潜在的な活力が身体の奥から湧き出す」ということが起こるのだと思いました。
だから、やはりジュノーという小惑星は僕にとって意味のあるものなのでしょう。しっかりと声を上げることで、旗は鷲となるのだと思いました。
昔から、どうしても、社会的強者の立場というよりは、社会的弱者の気持ちに寄り添いたい自分がいます。偏見に満ちた社会の仕組みに対しても、反発を感じることが多かったですし、どちらかというと弱者側から、社会を変革したいという意識が強い人間だったと思うのです。
社会を変革したいという動機みたいなものは、太陽、天王星、MCがコンジャンクションしているということとも関係あるとは思うのですが、弱者の立場からの視点で世界を眺めようとする傾向というのは、このJUNOによるところも大きかったのではないかと思いました。
なんだか、しっくりと収まるところに収まったという感覚があり、不思議な感じです。
この講座の中では、他の小惑星についても、目が鱗でしたが、それはまたの機会にしたいと思います。今日はこのくらいで!(o^^o)!