アセンダント山羊座の人とアセンダント乙女座の人と・・・
今日は二人の人のホロスコープについて、アセンダントとそのルーラーの流れからどんな感じか見てみようと思います。
最初はこちら。
アセンダントは山羊座です。山羊座の人は負けず嫌いで、成功したいとか、快適さを求めるというようなところが強くあります。負けたら死ぬかもと思い詰めるような所さえあるかも知れません。
山羊座のルーラーは土星です。土星は秩序です。秩序立てて、物事を行ない、警戒を怠らず、不安を感じるからこそ用心深いというような要素を持っています。
なので、この人は悪目立ちしないように注意しますし、おくれを取るまいと用心します。
そしてこの人の土星は双子座ですから、その注意は情報に目を向けられるでしょう。周りの人の発するサインにも敏感です。状況を把握したり、事前に調べて準備しておくとか、そういう所には長けていると思われます。
そして、この土星は4室に在中していて、4室のカスプは牡牛座です。
居心地の良い、快適な居場所を確保するために、この人はそれらの土星の持つ注意力を使って尊敬を勝ち取ろうとします。ひとかどの存在として認められることで、自分が安心できる居場所を確保したいということです。
この人の場合、1室が山羊座ですが、水瓶座もインターセプトされています。なので、水瓶座の方の流れも見ておきましょう。
水瓶座のルーラーは土星と天王星です。土星の方は、先ほどの山羊座の流れと同じになります。天王星は水瓶座にあり、ドミサイルを獲得していて品位が高いです。そして1室から1室に自室回帰しています。
天王星は改革、変革、イノベーションです。新しもの好きとも言えるかも知れません。古いルールで上手くいかないものがあるならば、枠組み自体を変えることにも躊躇しません。
その天王星が水瓶座にありますから、この人は情報に注意しつつ、用心しつつも、仕組みを理解し、仕組みを把握し、新しい情報を常にキャッチアップしながら、どこをどうすればよりよくできるのか、常に考えている様なところがあるかも知れません。そして必要なところがあれば改革にエネルギーを使うでしょう。そうすることで自分で自分の身を守るというスタイルでもあるのです。
ざっと、こんな感じかなと思います。これはうちの長男のホロスコープなのですが、やはりとても当てはまっていると思います。
次はこちらの人のホロスコープです。
この人のアセンダントは乙女座ですね。乙女座は地のサインですから、この人は快適でいたいはずです。安定が欲しいですし、合理的で現実的で実利につながるようなことが好きだと思われます。柔軟宮なので、選択肢がたくさんある方が望ましいと思っています。
そのルーラーは水星です。水星は知覚、認知、識別の星です。状況を把握したり、識別したりすることに長けているので、合理的で現実的な実利につながるようなアイデアが臨機応変に湧いてくるのかも知れません。
そしてルーラーである水星は双子座にあります。双子座のルーラーも水星ですから、この水星はドミサイルを獲得しています。この水星は情報に対して積極的にアクセスして、知覚、認知、識別能力をより高めようとするでしょう。
そしてこの水星はMCとコンジャンクションしています。ハウスでいえば10室であり、ハウスカスプは双子座です。
なので、この人は社会の中で自分の居場所を確保するために、知覚、認知、識別能力を使って、自信の居場所を勝ち取ろうとすると思われます。そうしてステータスを確保することで、この人は自分の身を守るという見方もできると思います。
双子座のルーラーも水星なので、この人の場合、10室から10室に自室回帰しているため、キャリアを作ることが、さらに次のキャリアにつながり、それがさらにまた次につながっていくというようなことが考えられます。
このホロスコープは次男のものなのですが、はたしてどうなるでしょうねえ。今のところ、水星がとても突出して優れているというようなところは見られません。むしろちょっと心配しているくらいなのですが、ホロスコープを読むことで、潜在的な可能性を見せてもらってるのかも知れないなと思って見ています。こればかりはもう少し時間が経ってみないとわかりませんね。
今日は、昨日の続きで、アセンダントからそのルーラーの流れを読むことで、その人がどんな人なのかということを見てみるということをしてみました。
一度にたくさん読もうとせずに、こうして少しずつ積み上げて行ってみようと思います。今まで、見せてもらったいくつかのホロスコープでも、このような言語化の練習をすることをもう少し積み重ねてみようと思います。