水星尽くし
今日、三重円を見ていたら、プログレスの月の上に、太陽と月がコンジャンクトしていました。しかも同じ度数。あれれ! ここでようやく気がつきましたが、今日は獅子座の新月だったんですね。7月29日2時56分が正確な新月の時間だったようです。
それに加えて、僕がおおおと思ったことは、プログレスの月も同じ度数で、コンジャンクトしていたということでした。
トランジット太陽とトランジット月の度数が、獅子座5.65°。それに対して、プログレスの月はというと、なんと、これも同じく5.65°。小数点以下二桁まで、同じですから、まさにドンピシャという事になりますね。
水星がらみの話が続きます
先日、ネイタル水星にトランジット太陽がコンジャンクトしたときに、獅子座水星が太陽の獅子味を帯びて、より美味しくなる(頭が冴える)と言うような話を書きましたが、それはまだ少しは続いているものと思われます。
そして昨日書いたのが、プログレス月が水星にコンジャンクトしていたという話。
考えてみたら、今は水星がすごく脚光を浴びているときなのかも知れませんね。ここ数ヶ月の間、水星を働かせることが多かったと思いますし、わざとそれを選択してきたところがありました。
心理占星術のnicoさん
少し遡りますが、心理占星術のnicoさんの火星手帳購入時に受けた40分のミニセッションの中でも、水星から始まったと記憶しています。調べてみたら、セッションを受けた日が5月27日13時でした。
これは昨日の記事で書いたプログレスの月がネイタル水星にコンジャンクトした日の翌日ですから、まさにドンピシャで水星に光が当たっていたときに、nicoさんのコンサルテーションチャートを使ったセッションを受けたという事だったようです。
5月27日13時のホロスコープを出してみると、たしかにプログレス月と水星は3.59°と3.61°でタイトにコンジャンクトしています。そして、その時の火星はまさに牡羊座に入ったばかりというところで、火星と木星がコンジャンクトしていて、それがネイタル水星に対してトラインになっています。
火星と木星がコンジャンクションという珍しいタイミングで、それが水星にトラインでつながっているわけですから、どれだけ、このときの水星がエネルギーを得ていたか、今から思うと笑ってしまうくらいです。
nicoさんに受けたセッション
このとき、nicoさんに受けたセッションを振り返ってみようと思います。
見事に右半分に星が集まっていますね。自力で解決するというのではなく、人の力を借りてやっていくのが良いという形に見えます。
このコンサルテーションチャートのAcは乙女座26°ですからこのセッションのテーマは乙女座という事になり、アセンダントルーラーは水星なんですね。
おもしろいのは、Mcが双子座の25°でしたから、Mcルーラーも水星ということになるということです。
その水星がどこにいるのかというと、牡牛座28°で9室に入ったばかりの所ですから、この水星はまさに「学ぶ」ということがテーマになっているわけです。
太陽をアポロンの竪琴に譬えるならば、水星はヘルメスであり、美しい音色を奏でるための道具であり、技術であるということになります。
それを手に入れるということが、アセンダントルーラーであり、同時にMcルーラーが求めるものというわけですから、このセッションはとにかく水星をどうするかということに尽きるようなところがありました。まぁ、勉強しないといけませんねと言うことになります。
獅子座の誇りと尊厳を取り戻すには
獅子座をちゃんと生きたければ、ベースに当たる牡牛座がしっかりしていないといけません。同じ不動宮ですから、獅子座を再び輝かせるためにも、牡牛座にいる水星はとても大事だということです。
このときの水星は逆行中なので、元々好きだったものをもう一回やり直すということと、あらためて価値あるものを発掘していくということがあるでしょう。そしてその水星を環境に届けていく、というのが乙女座としてのテーマなのでしょう。
水星は9室の中にいる訳ですから、専門的にブラッシュアップしていくということであり、それはMcのための準備をしていくということでもあります。その中で、自分らしい形を作り出していくということでしょう。
その、牡牛座水星が向かって行く先に水星がルールする双子座がありますし、火星と木星が水星に対してトラインになっていますから、まさに水星には光が差しているというのが、このタイミングなのだと思います。
水星力をつける
なので、水星力を鍛え、知識を伝えていくということがこれから目指すべきものという事になります。
また、力を持っているもののひとつが火星であり、火星が8室と3室のルーラーです。火星は牡羊座にありますから、ドミサイルを獲得していて、品位も高いです。
乙女座のような陰のサインでは引き込むことが大事なので、8室をやることで価値が高まっていくと思われます。それは他者の懐に飛び込んで、価値を盗んでいくということです。そして欲しいものをゲットしていくというような感じですね。それが9室につながっていくということになります。
ネイタルのホロスコープにおいて、水星と火星はセキスタイルで並んでいて、火星が7室双子座なので、風を起こす役割になります。それによって、水星はさらに活気がつくわけだから、火星をもっと積極的に使ってみるとよいのかも知れません。
火星をもっと牡羊座的に使えるようになったら、風は動き、活発に動き始めるはずだし、言葉、知識で人を刺激し、鼓舞していく力として使っていけたらいいですね。まさに俺の話を聞け 熱く語る、みたいな感じでしょうか。
水星をやるべし
ほんと、ここまで振り返ってみると、水星をやれと、だいぶ言われてますね。僕自身が、水星、哲学を語るようになること。存在をクリアにするためにも水星が必要ということになります。この水星の土台作りをしないで太陽はできません。
そしてセッションでは最後に三重円を見ました。トランジットの土星がIcにいて、いわゆるホロスコープの底に位置しています。木星も5室あたりにいますし、社会天体がこれから登っていく所にいるので、これからキャリアを作っていくのには最も良い星の配置になっているのだそうです。それをnicoさんは男時(おどき)に入ったと説明されていました。
いや、とにもかくにも、水星尽くしという事と、とても良いタイミングで、勉強し始めたのだということがわかって、うれしかったです。
まさに我が意を得たりという所もありますし、勇気をもらいました。これからの火星の動きもにらみながら、積極的にキャリアのための準備をしていきたいと思います。
最後に水星の話をもうひとつ
まだあるのかと言われそうですが、これはミカミ・ポーラさんのセッションで最後に出てきたものです。
三重円を見ると、プログレスの水星が蠍座の15.18°の位置にあり、Ac16.58°の1.5°手前に来ています。5度前ルール的に見ても、ほぼ水星が1室に入ったと見てよいとのことで、これが意味するところは、「知性が人格の際立った特徴としてあらわれる年齢に入った」というような意味に解釈するのだそうです。
プログレスの金星も1室に入ったばかりですから、こちらは自撮りがんばって、顔出しするのも悪くないかもとのことでした。まだまだ、足りないところに目は行きますが、こうまで言ってもらったら、やるっきゃないでしょ。という感じでいます。
ここまで書いてきて、これだけ、水星に絡んでたくさんのイベントが重なってきたのだということがつながって、まじでタイミングなんだろうなということを思いました。
ですから、とにかく星の言うように、星にならって、水星を鍛えつつ、人から学びつつ、どんどん自分の哲学を固めつつ、準備していけばいいのだということを思っています。
しかし、ほんとおもしろいと思うのは、その水星だけがペリグリンだということでもありますね。不思議です。