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トートタロット 鍵を受け取る
今日はモルフォさんのトートタロットリーディング講座の1回目でした。2回目は10月後半なので、まだ1ヶ月以上あります。それまでの間、トートタロットと向き合い、パスワークしてもよし、リーディングの分かち合いをしたり、場合によっては添削もしてもらえるという場を得ました。
トートタロットを手に取った経緯
この講座に申し込む直前に、これを書きました。
この中で、占い師と名乗ることに対して、「ナシ」と言わざるを得ない自分を発見しています。そして、最後にもう一度、「占いはアリか、ナシか」と問うたあとに、この講座の案内を見つけて、直観的に感じるものがあったので、申し込むことにしました。
そして、それと同時にトートタロットをネットで注文して、それが届いたのが、今週火曜日。初めてトートタロットを手に取って、ときめいてしまいました。そして書いたのが、これ。↓
さらに昨日はこんなことを書いています。
この一連の流れが、とてもスムーズで、淀むことなく、はっきりと、意味とつながりを感じました。そういうプロセスを経た上での、今日の本番だったわけです。
シンクロニシティー
講座の中でも、いくつかのシンクロを感じました。
そのうちのひとつは、カードを未来から読んで、過去に遡るというスプレッドを紹介されていた時のこと。それの根拠として、「魔法修行」という本のことを話されたのですね。
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その本は昔、読んだことがある本で、僕にとって意味のある本でした。その中に、魔法修行者に必要な訓練として瞑想の仕方が紹介してあります。
それは、一日の終わりに、今日一日あったことを、今現在からひとつひとつ順番に遡って、朝の目覚めたときまで戻るというイメージワークです。
これはとても骨の折れる作業でしたが、この奇妙なワークを20代の後半あたりの時期に、1ヶ月ほどは毎日、その後もたびたび思い出したかのように、実践したという経験があります。
とにかく、その本の名前が出てきた時に、これもサインのひとつだと感じました。古い記憶と、トートタロットのこの講座はつながっているという確信のようなものが生まれました。
この本は今でも本棚に残っていたので、ひさしぶりに取り出して見てみると、裏表紙に、札幌市北区北11条西4丁目、古書の十一条書店とラベルが貼ってありました。ということは、この本を買ったのは、札幌に住んでいたとき、おそらくインドから帰ってきて、これからどうしようかとあれこれと模索していたときに、買ったものだと思います。
この書店、よく覚えていて、本をレジに持っていくと、おばさんがしげしげと本を見て、「いい本を選びましたね」と言うのです。そこではたくさんの本を買いましたが、たしかにいい本が多く並んでいる古書店だったと思います。
ちなみに、上に書いた瞑想をしたのは、東京の花小金井に住んでいたときで、20代後半、バリ島の踊りに必死に取り組んでいた頃です。
踊りに関してもそうですし、瞑想とか、呼吸法とか、身体と意識を絡めたワークということをずっと追求してきたということを、今さらながら、思い返すきっかけにもなりました。それらの経験があって、今の自分があるということですね。
タロットパスワーク
今日の講座の中では、The Foolのカードに出会うという時間を持ちました。
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The Foolのカードを見つめながら、4重の蔓でできた入り口から中に入ろうとすると、それが21歳の時にバラナシで吸い込まれそうになった穴と同じものだということがわかりました。
あの時は怖くて中には入れなかったのですが、今日はやっぱりそうだったのかと思いながら、なんなくその中に入っていくことができました。
するとそこにTheFoolがいて、僕を見るなり、「君は何度も何度もここに来たことがあるんだよ。今日はトートタロットを持って、ここに来たんだね。ずーっと待っていたよ。」と言われました。
彼の顔を見つめていたら、この人はずっと見守ってくれていたのだということがわかり、泣きそうになりました。
そして、お土産にこれを持っていくといいと言って渡してくれたのが、この薔薇十字を形取ったブローチでした。それぞれの色に合わせて、細かい石がたくさんついていて、それはそれは心ときめきました。胸のど真ん中につけて、満足感に包まれて、帰ってきました。
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スリーカード
そのあと、3枚のカードで今の自分に対してのメッセージをもらいました。
右に未来のカードをおき、真ん中に現在、そして最後、左側に過去のカードを並べます。
その途中、カードをシャッフルしていたときに、一枚カードがひっくり返ったのですが、それがThe Foolでした。なんだか、「ちゃんと見てるからね。」と念を押すように姿を見せてくれたように感じ、鳥肌が立ちました。このセッションは本当に起こるべくして起こっていると感じたのです。
そして、3枚並べたのが、こちらです。
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未来はワンズの6(Victory)、現在はディスクの2(Change)、そして過去はワンズの8(Swiftness)でした。
右側の未来から読んでいきます。
この先、すべての過去に経験した要素が交わって、その交わりの部分から炎があがり、そこに意志があるようです。
6本のワンズが交わることで、9つの炎が立ち上がるんですね。とてもポジティブなメッセージだと思いました。
そして、現在のカードはディスクの2、Changeですが、僕的にはこれはウロボロスの蛇です。このカードは山羊座の木星で、これだけが地サインですし、地に足つけるときが今ですよと言われているように思いました。
一度下に降ろし、また上にあげて、精査して過去に手に入れた技術やノウハウを、今一度見直して、ブラッシュアップしていくのが、今と言うときだよというメッセージと感じます。Changeは錬金術的な要素も含み持つのだろうと思います。
僕なりのアレンジで、僕のオリジナルのものに仕立て上げていくという事と言えるかも知れません。
そして、過去のカードはSwiftnessです。このカード、とても幾何学的です。ケプラーの星形12面体(マカバ)にも見えます。ギザギザの赤い矢印はさまざまなジャンルに渡って、死に物狂いで取り組んできた、僕の軌跡と言っていいと思いました。
インドに行ったことも、バリ島の踊りに取り組んだことも、治療の仕事をしたことも、キネシオロジーの仕事を始めるために、アリゾナに行ったことも、結婚したことも、子供ができたことも、自然農、自然栽培の米作りを必死で形にしようとしたことも、どれもこれも不器用でうまくいかなかったことも多々ありますが、一生懸命やってきたことが、この赤いギザギザの矢印で示されていて、それが神聖な幾何学のベースとなっているということを感じます。
それらをベースとして、ブラッシュアップさせていくのが、まさに今やっていることだと思います。また、田んぼを辞めてから2年という歳月は、このディスクの2とも関係しているのかも知れません。
ウロボロスの蛇はそれらを昇華させて、次元をひとつ上がります。そして、それが未来においてのVictoryにつながるよ、ということなのだろうと思います。
驚くばかり
なんか、できすぎ君ですね。それだけタイミングがバッチリということなのでしょう。あまり深く考えず、この流れの余韻に浸りつつ、さらにカードと親しくなっていきたいと思います。
この記事のタイトルに「鍵を受け取る」と書きましたが、本当に今日鍵を受け取ったという感覚がありました。
それはThe Foolからもらったブローチであり、トートタロットそのものと言えるかもしれません。
このカードを携えていくならば、前に進めるような気がしてきています。欠けていたピースがようやくはまったという感じがします。この感覚を、2回目の講座までに、さらに熟成させていけたらと思っています。
モチベーションが上がってきました。しかし、そういうことなんですよね。ど真ん中に出会うと、気持ちは高揚するのです。まさに、それが今日起こったことであり、鍵を受け取ったと感じた理由です。