鬱病になって未遂してシャブ中になった part.3
後日精神科に行き、精神疾患を抱えていることを自覚した。
さらに前日の自死未遂だけでなく、過去にも薬物のODや、首絞、窒息といった未遂を繰り返していたことを思い出す。
自覚がないままに自分はそれらを平然と繰り返して普通に忙しい大学生活を過ごしていた。
危険信号は鳴りっぱなしだったのに自分の事はほったらかしで鈍感だった。
それから学年が上がり大学を休学した。
休学して誰とも連絡を取らなくなりほとんどは関係が切れた。
それまでの忙しい日常から一変して、鬱で引きこもる生活になった。
周りの人々とのつながりが薄れ、孤独感が増したその時期に、幼いころからの憧れが現実となった。
覚醒剤に手を染めたのだ。
実は小学生の頃からの夢だった。
薬物の授業で毎年多くの大人た ちが薬物に手を染めて捕まっていることを知ると、そこまでして多くの大人が使いたくなる と思うと興味を唆られた。
実際に薬物の知識に対する探求心が旺盛で、ある夏休み、毒キノコの研究を自由研究のテー マとして選び、それが表彰されたこともあった。(流石に違法薬物はダメだと思ったのでキノコの研究の発表に留めた)
そして鬱で引きこもっている時に、長年の夢を叶えようと思った。
ついでに死ねたらラッキーだと思って半数致死量の数倍の氷とチャリ、バツを引いて実践した。
結果として未遂に終わり、精神疾患と薬物依存の二重の苦しみを抱えることとなった。
今、自分がどれほどの回復を遂げたのか、自分自身でも確信は持てない。 来年大学へ復学する。
足は半分くらい洗ったが手はしっかり染まってしまっている。
付き纏う死と薬の影が足を引きずりまた手を染めさせる気がしている。
休学中、パートナーは地元に帰り、連絡をとる少ない友人も頻度が少なくなってきた。
もともと自分の周りを囲っていた人たちは優秀で自立した存在だ、自分が活動の場を用意し ていなければ自分はそもそも相手にされなかっただろう。
自分の功績も活動もすべて今はきっと忘れられている。
また取り戻せるだろうか___。