見出し画像

#4 綺麗なものから惹かれていくけど


# 綺麗な物と人に、惹かれている


たくさんの物の中で、たくさんの人たちの中で、

わざわざ、「綺麗な物」だけを好きになる必要はない。
わざわざ、「綺麗な人」だけを選ぶ必要はないよネ。

それでも、綺麗な物から心が惹かれていくのは事実でしょう?
希少価値や、特別な物を優先して大事にすることも、ネ。


# 美化され続けていく、あの頃に


誰しもが心のどこかで、理想の人を求めてる。

恋が始まる瞬間って、とても愛おしい瞬間だと思っています。
運命という言葉が浅はかすぎるほど、言葉では表せない心が動かされる不思議なあの瞬間。

そして交際に至るまでの期間って、なんだか甘酸っぱくてとても好き。
お互いがお互いの心を探るように、少しずつ距離が近くなる感覚。

まるでドラマのヒロインになったかのように、日常が特別なイベントに変わる気がします。
だけれど、現実もドラマもプロローグはあまり長く続かないから。

何らかのかたちで、そんな甘酸っぱい始まりの瞬間は終わってしまう。
物語がどのように始まるのか、すぐにエピローグに入るのかは自分次第です。

そんなドラマが始まりだしたとき、物語が進むにつれて思うことがあります。
思い出しては、美化され続けていく「あの頃」

どうしてなんだろう、美化されればされるほどに、今より過去に恋してる。


# あなたとの、当たり前を特別に


トキメキも、新鮮さも、恋を始めた「あの頃」が懐かしい。
月日が経てば経つほどに、「あの頃」が愛おしく感じる。

最初は声が聞けるだけで、幸せだと感じた。
一週間に一度会えるだけで幸せだと、隣にいてくれるだけで幸せだと感じた。

だけれど、1を覚えれば2が欲しくなるから。
2を覚えれば、次は3、4、5、10、あなたのすべてが欲しい。

人間は欲深くて、ワガママで、求めることが大きくなっていく生き物。
なのに、一緒にいればいるほど、手に入れれば手に入れるほどに、特別な存在の人が「当たり前」になる。


当たり前の存在を、いつまで「綺麗」だと思える?
見慣れてしまったものを、「特別」だと感じられる?


私が見つけた「綺麗な人」、私が知っている「特別なもの」。
これから先もずっと変わらないように、大切にしていきたいネ。

そうすればきっと、私も綺麗で特別な存在でいれると思うから。

当たり前のものを綺麗だと感じて思うことを、見慣れているものを特別にすることができればきっと、その恋が永遠だと知れるのでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?