運動会 (先生編)
秋晴れの中、終わった幼稚園の運動会。5月に開かれる学校も増えたみたいだけど、クラスにも慣れて、共に春夏を過ごした仲間と一緒に迎える運動会だからこその盛り上がりもある。
子どもの頃は運動会が大嫌いだった私。運動会の練習を嫌がる子どもの気持ちも少しはわかるな。何がイヤなのかは、その子によって違うけど。
イヤイヤ
大勢の人に見られるのイヤ、
友だちと競うのがイヤ、
リズムに合わせるの苦手だからイヤ、大きい音(声やスターターなも)がイヤ、土などで服が汚れるのがイヤ体を動かすのが苦手だからイヤ
などなど、理由はいろいろある。
「そんなんだね。◯◯がイヤなんだね。」
子ども自身も、自分を受け止めてもらったことで、「でも、やっぱりみんなと一緒にしたい!」「できるようになりたい!」という気持ちに気づく。
私も、「イヤならやらなくていいよ」とは簡単に言わない。
小さい体ながら、全身全霊で葛藤する子ども。
その姿を身近で見せてもらえることに感謝。だって、それはそれはとても美しい姿だから。
どれくらいの時間が必要なのかは、個人差がある。数分の時もあれば、数日のことも。それでも、お友だちの誘いや先生の声かけで、少しずつ練習に参加し始め、本番にはニッコニコで運動会を楽しむ子どもの姿がある。
また別の子どもは家族への招待状に、「いっしょうけんめいがんばるので、みにきてください。」と書いた。
意外かも知れないが、練習では笑顔で何の心配もいらなかった子どもが、運動会当日に、知らない人が大勢いるからか、急に参加をしぶることもあった。
悲喜こもごもの運動会。
子どもに届く声かけ
おうちの人は、本番しか見ることがないと思うから、1等賞を取ったらめちゃめちゃ褒めて、2番以降は残念だったね!と言うと思う。
でも、勝ち負けだけで判断すると、子どもの気持ちが置いてけぼりになることもあるから、
ただ「おめでとう!がんばったね」「残念だったね、また来年がんばろう!」だけでなく、次の例のように伝えることもできる。
家での練習風景を思い出して、「♡♡ちゃん家でがんばってたから、本番のこういうところがとても素晴らしかったよ!」
「かけっこは負けて残念だったけど、最後まで諦めずに走ってた☆☆くん、かっこよかったよ」
参加できなかった子どもに対しても、
「椅子に座って応援していたね!」
「順番待ち、がんばって並んでたね!」
このように具体的に認めて
しっかり見てたよ〜あなたの姿!!という愛のメッセージを伝えてあげてほしい。
親子の心のキャッチボールで、心も体もあったかくしてお過ごしくださいね♪
ではまた!
愛の子育て伴走者、アンジェラでした。