
『虹の向こう』ボカコレ2025冬レビュー
こちらの曲のレビューです。
『虹の向こう / ふぁずもも(ふぁずきち×桃胡桃) feat.GUMI,夏色花梨』
そこまで長文にはならないと思いますがツイッターで書ききれないことは間違いなかったのでnoteにしました。
作詞・作曲を担当された桃胡桃さんは前回ボカコレ2024冬ルーキーで僕の中で一番好きな曲を作った方です。
ギター・アレンジ・MIX・マスタリングを担当されたふぁずきちさんもボカコレ2024冬に参加されていて最高にカッコいいギターにしびれました。
今回の『虹の向こう』についてはメロディも綺麗ですしふぁずきちさんのギターアレンジもカッコいいですしイラストも素敵なのですが、長くなりすぎてしまうので歌詞についてのみ語らせてください。
もう《ただ抱きしめて伝えたかった》からずっと泣きっぱなしです。
以下特に僕を泣かせたLyric達。
《手の届かない宝物》
《深く想い、さぁ眠ろうか》
《寝ぼけ眼で気配を探す》
《眼鏡片手にモノクローム》
《ずっと求めていた答えのように》
《あたしがいつか目覚めた時にまた傍にいてくれますか?》
《色褪せない宝物》
《笑っていて欲しいんだ、君にはずっと》
あくまであえて抜粋するならです。
全編よかったです。
いつも「歌詞が苦手」と言っている桃さん、とんでもないです。
圧倒されました本当に。
心からの言葉ってこんなに人に届くんだなって再認識しました。
他にも
《雨の向こうに見える夜》で始まるサビが最後だけ
《虹の向こうに見える朝》になるところなんて最高に好きです。大好き。
十数回
数十回
何度も何度も聴きました
いつも明るくて人付き合いが良くて優しくて
惜しみなく与えてくれる
例えるなら太陽のような桃さんが
明るさの裏に抱いていた悲しみが曲につまっていて
それに共感してしまって
いろんな想いがぶわぁっとあふれてきて
泣いて泣いて
たくさん泣いてしまいました
ううん、泣かせてもらえたという表現が適切でしょう
これも文章だから書けているんです
泣きながらでも休み休みだから書けています
音声で伝えようと思ったら
声が震えてしゃべれなかったです
歌が好きな人ならわかると思いますが、明確な言葉ではなくて少し朧げな歌詞とメロディだからこそ伝わることってあると思うんです。またこれは同じボカロP(作詞・作曲者)目線かもしれませんが「そこにハモリを入れるか入れないか」で感情も意味も少し変わると思うんです。そんな想いや感情が心に流れ込んでくるような、悲しく美しく繊細で素敵な曲でした。
歌詞のみと書きましたが動画にも少し触れちゃいます。Dメロでうっすら見える瞳。好きです。
それとこれも触れちゃいます。桃さんのガチファンならわかる、桃さんの曲でよく似た音が聴ける優しいシンセの音色がふぁずさんのギターの奥で奏でられているのも好きです。
結構長くなってしまった気がするのでこの辺で終わりにしておきます。
桃さん、ふぁずさん
最高の曲をありがとうございました!
2025年2月28日 冬咲れい