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Photo by
aoneko
寮母さん
私には今、家が2つある。
と言っても、2つとも家賃は払っていないし、ずっと家にいるわけではないけれど、行き来する家が2つある。
家という場所が、変わりつつあるなか、自分のライフスタイルも、同様に変化した。
家って、1つでいいと思っていたけれど、2つあるのも悪くはない、とこの生活3日目で思った。
***
きっかけは、友人の体調不良だった。それを助けるために、ちょっとだけお家にお邪魔して、リラックスしてもらおう、という試みの元、勝手に開始した。
元居た家は、居候もいるくらいで、家事のほとんどを私が担っていた。
今いる家でも家賃は払っていないからこそ、家事くらいしたいと、自主的に家事をしている。主に洗濯、お皿洗いがメインだけれど、一応、取り組んでいる。
元の家でも、それらに加えて、買い出しや掃除なども行っていた。そして、それらを見ていた住居人たちは、私のことを、寮母さん、と呼ぶようになった。
自分でも、腹落ちしたそのネームに、親近感を持った。
今では、2つの家の寮母さん、の気分である。
そんな私は、家事代行という仕事が、案外向いているのかな?などと、軽い考えを持ちながら、今は、2つの家の寮母さん、をしている。
寮母さん、という響きを案外気に入っていて、悪くない、と思っている。
いつまで続くかわからない、この生活を楽しみながら、毎日を新しく、笑顔で過ごしていたいと、改めて思えた。
生きるって、大変だけど、悪くはない、そう思わせてくれる、周りの人たちに感謝を。
***
貴方たちのおかげで、私は今日も生きています。
生きるのって、大変で面倒だけど、それでも、生きていきます。
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