19.デブは自分のデブさに気づいていない。
ある日、たまりにたまったスマホの写真を整理していた。とりあえず、もう不要な写真はゴミ箱へ…。指でスクロールしながら、どんどん写真を流して見ていた時、
大きな白い物体がチラと目に飛び込んできた。
うん?冷蔵庫⁇
いやいや、
ウチの冷蔵庫はグレイッシュブラウン。
気になって、もう一度探してみた。
すると、そこに登場したのは紛れもなく
この私。
冷蔵庫に見えたのは、白っぽいアンサンブルスーツを着た私❗️
思い出した。
6年前、友達の結婚式の朝、美容師さんが髪型の記録用に撮ったものだ。「そのままで!」と言われて、ボーッと外を眺める「冷蔵庫」。横から撮られたその姿はまるでお相撲さん。お腹なんて大変なことになっている。
これで結婚式に行っていたのか⁈
大型冷蔵庫に見える自分て、どうよ。
だがしかし、6年前のこの写真、当時の私はしっかり見ていたわけで、その時
えええーーー❗️なんでこんなに太いの‼️
すぐにダイエットしなくちゃ!!
なんて、これっぽっちも思わず。
何なら「この服よかったよね!」
くらいに思っていたような記憶が。
こわい、こわい、こわい!
太っている時って、自分の太さに気付いていないのだ。
その頃は、「ちょっと太ってきたなぁ。」
くらいにしか思ってなかった。
とにかく、今思えば、その頃がデブのピークであることは確かなこと。
その後、なんとなく少し痩せて
また、太って…
そんなことを繰り返してきた。
ちなみに「冷蔵庫」時代と今では、体重が10キロくらい違う。
デブは自分のデブさに気づかない
さらに、
デブは他人のデブさにも気づかない。
しかし、痩せてきたら真逆のことが起きる。
つまり、デブに敏感になる。
ある時、トモちゃんと話している時「○○さんて最近太ったよね。」と言うと、彼女が「前から太いよ。」と言うのだ。さらに、「痩せてきたらまわりのデブさに気がつくようになる!」と。
なるほど!そう言えばそうだ。
街を歩いていてもやたらおデブちゃんが多いことに注目してしまう。職場でも、今まで何も思わなかった人に対して、「ちょっと痩せた方がよいのでは…。」なんて思ってしまう。
やだやだ。
人様に指摘するなど10年早い。
だって、まだまだおデブなんだもーん😑