みみと、しっぽと、
犬が好きだ。折に触れて何度か話してきたけれど、犬が好きだ。私は仕事柄、年350日くらいは何かしら犬に接している。これはとてもありがたいことだと思う。
彼らのみみが好きだ。私たち人間とは違う形をしている。いろんなことを教えてくれる。たれ耳は汚れちゃうこともあるけど、好きだ。かわいくてかわいくて仕方ない。
彼らのしっぽが好きだ。気持ちを隠せないしっぽは、個体によって振り方も違う。左右に振ったり、ぶんぶん回したり、ぐちゃぐちゃに動いたり。私たちが退化させた機能。かわいくてかわいくて仕方ない。
彼らの目が好きだ。人間が犬と目を合わせると幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されるという論文がある。なんとなくわかる。彼らは、意思疎通ができる。人同士が目でやり取りするのと同じように、彼らとも目でやり取りができる。人と生きる犬は、人と意思疎通できる個体が現代まで生き残っている。だから遺伝的に人と意思疎通をとることに長けているらしい。なんにせよ、私は自分の実感として彼らと意思疎通をしている感覚がある。それは、とても好きだ。必死に伝えてくる、共有しようとしてくれる彼らが、愛おしくていとおしくてどうしようもない。
彼らの脚が好きだ。人間のような可動域はないけど、それがかわいい。彼らは足跡までかわいい。自分の足跡の横に、彼らのお花みたいな足跡が並んでいるとどうしようもなく幸せな気持ちになる
上げたらきりがない。何もかもが大好き。愛おしくていとおしくてしょうがない。