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空っぽの
年の瀬のドタバタに本棚の移動を思い付き本日実行し、棚おろしをした本たちが床に山積みとなった
その後案の定寄り道甚だしくいっこうに片付けは進まない 手に取る本ごとにぺらぺらとページを捲り一読 ふふふって笑ってる場合でないのは分かってる もう埒があかない
ふと見上げるとそこには空っぽの本棚があった 不思議な気分になり思わぬ発想が生まれた
もうここに一冊も戻さずゼロからのスタートを切ってもいいのでは
それは爽快な思い付きであった 本当の新春ってそういうことかとも思った
何もない 空っぽの身軽さよ 束の間無重力空間に放たれたわたくし
があの本もこの本も大事すぎて手放せない現実
悩ましい葛藤 年末のナターシャです
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