アネモネ
突然スイッチが入ったかのごとく、よーいどんでぐんぐんと背を伸ばし花をつけ始める植物たち
去年蒔いてたアネモネも本日開花しておりました 咲いてびっくりのカラフルっぷりで、こんなネオンカラーを選んだ去年の自分のテンションはもう思い出せない
ジブリのアニメ「コクリコ坂から」 あれは劇中にも説明あったかもだけどフランス語でアネモネを意味する
渡仏後最初に世話になった南仏のお宅横の広い畑に、この季節赤い小ぶりのアネモネが一面咲き乱れていた その時に覚えたワードがコクリコだった
柔らかに揺れるアネモネの間を散歩に出ていた飼い猫の尻尾が時折ぽわんと覗く なぜだかその思い出にはいつも西日が射している 優しくて切ないまさにセピア色の記憶
ところで当時そこのお父さんさんのイントネーションそのままで「コックリコー」と記憶してたが、あれは訛りだったのかもと今更ふと思う 海外滞在先の一歩目が田舎だった場合のあるあるだ 日本でもそういう外タレいるよね
だから自分のフランス語全般丸ごと訛ってるんじゃないか疑惑すらある そう思うとちょっとぷぷっとなる
数年前その地を再訪した際には、アネモネ畑には立派な家が数件建ち並んでいて見る影もなかった ショックだった
それでも猫たちはめげることなく気ままに出掛けていた 隣の家を通る時大きな犬に吠えられていたが、何食わぬ顔で横切った
ところでうちの猫は怖がりだが、庭で野球の真似事をしていると必ず寄ってきてボールが飛んできそうな微妙な場所に鎮座する 野性の勘とか発動しないのか恐怖の基準が謎だ
いずれにせよどこの国でもニャンコ先生は偉大だね ナターシャ
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くすっとふふっとなれるような日記を、西から東、東から西へと毎日(ほぼ)やりとりしています
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かるえ&なたーしゃ