便利な社会は幸せ?
コンビニは24時間開いていて、電車も夜中まで動いていて、時間通りに到着するのが当たり前。
日本はすごく便利な国だ。
それに加えて街は清潔。
人々は穏やかで親切で…
最近、YouTubeなどで、「日本は世界に類を見ない素晴らしい国だ」といった動画をよく目にするようになった。
確かに、そういう一面もあるのだろう。
だが、本当にいい面ばかりなのだろうか?
ただちょっと、便利すぎやしないだろうか?
本当にコンビニを24時間開ける必要があるのか、電車を夜中まで動かす必要があるのかと考えてしまうのだ。
コンビニが出来たことで、夜中にコンビニの前に若者がたむろしたり、夜中のコンビニが、強盗の標的になったりと、新たな問題も発生したのではないか。
電車が夜中まで動いていることで、逆に夜中まで残業しなければならない(残業出来る)という状態になってしまっている人も少なくないのではないかと思うのだ。
手厚いサービスをしようとすると当然、サービスを提供する側にも、それなりの負担が掛かってくる。
夜中に勤務する人の負担はどうだろう。
需要とのバランスを考えれば、本当にそこまでのサービスをする必要があるのだろうかと考えてしまうのだ。
過剰なサービスが人々の心の余裕を奪っているようにも思える。
きめ細やかなサービスを目指すあまり、働く人の負担も増えているのではないかと思う。
便利な社会は本当に幸せな社会なのか、今一度、考え直す必要があるのではないかと思う。
少々の不便は我慢しても、一人一人が幸せを感じられる社会を目指していくほうが、よほど健全なのではないかと思うのだけれど。