私がメイクする理由
アイシャドウは薄めでまつ毛は透明マスカラか黒。アイラインは少し薄めのブラウンで跳ね上げもなく長くもない自然な長さ。眉毛は所謂エアリー眉でパウダーでふんわり仕上げる。リップは自然な血色感の出る色。ディープな赤リップは絶対NG。
ナチュラルメイクすれば男が寄ってくるかもしれない。いい印象を与えられるかもしれないけど、私には物足りないなと思っちゃう。
「俺化粧濃いやつ嫌いだわ」
「すっぴんヤバそう」
街中や男友達と遊んだ時にふとそういう会話を聞くとイラッとするとともに悲しくなる。面と向かって言われたことは無いけど、どこかで特定の女の子が言われてると思うと悲しくて仕方がない。
でもどっちかというと私は男友達に上記のように言われるタイプ。
唇はちゃんと色をつけるし、まつ毛もガンガンにあげる。アイシャドウはその日の気分によってラメの色を変えるし、アイラインは長めで時々バーガンディとか入れちゃう。
「彩華っていつもメイクしててすごいよね」
これはついこの間姉に言われた言葉。
すごいって何?
よくメイクバッチリしてて偉い〜!とか。え、ちょっと外出るだけなのにそんなメイクしてんの?とかいわれるけど、私は外に出るからメイクするのであって、ちょっと出るだけだからいいやーとはならないのよ。
まぁ個人的にメイクやファッション、美容に興味があるからとかいう理由もあるけど、メイクは自分が自信を持つための道具。
きっとこの考え方の人はたくさんいると思う。
というのも私はコンプレックスがあるのにメイクに全く興味がなかった。つまり、最初から諦めていたのだ。しかし、ある人に出会ってその思考が変わった。
その友達はハーフで、少しぽっちゃり体型。でもそれを気にさせないほど明るくてポジティブな子だった。その友達と関わったことでメイクに興味を持ち始めることになった。それからその友達とメイクについて話したり、使ったコスメをおすすめしあったり、諦めていた時とは明らかに自分に自信がついた。見える世界も変わった。前よりもキラキラしていて楽しくなった。自分にお金をかけることによってこんなに変わるんだなと身をもって体験した。まさに女の子って本当に楽しい!!
(私このキャッチコピー本当にすごいと思うし大好き。)
こんな体験をさせてあげられる美容に携わっている方達って本当にすごいし憧れるなと思う。世の女の子たちにこんな経験をさせてあげられたら、自分のコンプレックスで涙を流す子が減るのかなぁ…とか。
自分の顔にコンプレックスを持っていたり、好きな女優さんに憧れていたり。
私ははっきりした顔立ちに憧れていて、女優さんの好みもキリッとしたはっきり美人タイプの方を好きになることが多い。だからメイクも割とはっきりしている方だ。
憧れの顔になれるなら努力は惜しまないし、お金だって出す。世間の目を気にしてたら自分の人生つまんないよねの精神でやってます。
それに男ウケを考えてメイクをしてたらみんなと同じ顔になりそうでやだなとか思ってたり…笑だから私はこれからもメイクを変えようとは思わないし、変えないと思う。
結論、私がメイクをする理由は、自分が自信を持って外でたくさん笑えるようにするため。もちろんメイクで完全に自信がつくとは思わないし、私自身それはない。メイクをしていても今変な顔していないかなとかめちゃくちゃ思うけど、メイクをしていない時はもっと思う。それだけでも自分の心の治安は守られると思う。
自分の心の治安は自分で守らなきゃ世の中やってらんないよね。
もっと女の子が楽しく生きられる世の中になってほしいと切に思う。