パニック障害になって最初に出た症状と最初に行った病院の話
2019年の11月末、パニック障害になりました。
一番初めに出た症状
私の場合は、突然の強烈な吐き気(何も出ないけどとにかく何か吐きたい)と平衡感覚が保てなくなる程の目眩でした。
勤務先の休憩時間に突如その状態に陥り、30分間くらいトイレにうずくまっていました。症状が起こってから15分後くらいには吐き気が収まらないことが恐怖に代わり、これって何かの病気かな、まさか癌とか?どうしたんだろう、怖い、という未だかつて経験したことのない状況に脳内処理が追いつかず、過呼吸が併発し、恐怖がどんどん倍増され自分で自分をコントロールできなくなってしまいました。
こんな状況は本当に生まれて初めてです。恐怖で頭がパニックになり、自分の脳の操縦席を完全に誰かに奪われた感覚。呼吸ができず、このまま死んでしまう、、死にたくない、、!!!!!!誰か助けて、、、、!!!とう状況に陥りました。
不思議なのは、その症状が出るまで健康状態に特段自分が何か引っかかるような不調はなく、ちょっと今週は働きすぎて疲れたなーくらいのいつもと特に変わらない日常でした。
2時間程かけてなんとか落ち着きを取り戻し、その日は即帰宅。
なんとか家に辿り着くも、リビングの床にそのまま倒れこみ、起き上がる事が出来ません。過呼吸はなんとか落ち着きましたが、吐き気が酷くてトイレにまたうずくまります。
病院に行かなきゃ。早く治さなきゃ。
頭ではずっとそれがリピートされているのですが、その思考をぶった切るように永遠のように吐き気が止まりませんでした。その夜、吐き気は全く治らずに、苦しみながらネットで自分の症状である吐き気と目眩が一体なんの病気の症状なのかGoogleで調べまくりました。
一番多く出てきたのは「脳梗塞」でした。脳梗塞は初動の速さが物を言うため、もし万が一脳梗塞であるならばいち早く病院で診てもらわないと明日の朝には既に手遅れで命がない可能性もあります。
ただ、吐き気がとにかくすごかったのと、もともと胃腸が弱くストレス等ですぐに胃腸炎になっていたので急性胃腸炎や何かしらの胃トラブルの可能性を強く感じていました。
とにかく自宅近辺で評判の良い胃腸科を探し、もう夕方でしたが今からいける病院はないかと電話しまくりました。が、どこの病院もその日は既に営業が終了しており、個人的にピンときた胃腸科に明日朝一で電話をすることに決めて、その日はとにかく横になることにしました。
胃腸科を受診する
翌朝1番に電話をかけてその足で胃腸科に向かいました。吐き気は全く治っていませんでしたが、とにかく今すぐ楽になりたくて、薬でもなんでもくれー!という意気込みで自転車を漕ぎました。
平日だったこともあり、患者さんも少なかったのですぐに診てもらえました。先生の診断は、症状から見て胃腸炎の可能性も強いが、眩暈の症状が気になるので、少しでも心配なら自身の判断ですぐに専門の病院に行って脳の検査(MRI)もした方が良いと言われました。
ただ、眩暈はその日収まっていたのでとにかく胃腸科でもらったお薬を朝昼晩きちんと飲んでその日はじっとしていました。
ここから、約4ヶ月程全く治らない吐き気と毎日戦うことになろうとはこの時点では思ってもみませんでした。。