パニック障害が発覚するまでの道のり
胃腸科で人生初の胃カメラ体験
不調が起きた翌日に胃腸科を受診したものの、処方された薬を飲み続けても一向に良くなる気配がなく、5日後くらいに胃腸科を再度受診、また違う薬を処方されました。
もしこれを飲み続けてみて症状がよくならないようだったら胃カメラで腸を見てみた方が早い、腸はメンタルと本当に連動しているので、胃カメラで腸の中を見てみて、表面的に腸に問題がなければ、この不調の問題は腸ではなく他の場所という可能性も出てくる、とにかく再度薬を飲んでみて症状が良くならない様なら、すぐに連絡してください。とお医者さんに言われました。
吐き気が永遠に続いており、ほとんど食事ができず(食べ物を見ただけ、匂いを嗅いだだけで吐き気がアップ)とにかく脱水症状だけは避けなければと、経口補水液とかなり微量のお菓子、あとはお茶等の飲み物だけ毎日摂取し続けてなんとか生きていました。
それから5日後。
やはり全く症状が良くならず、私は人生初の胃カメラ検査を受けることになりました。
これが、、、、、、本当に苦しすぎて、この体験は2019年一苦しかった出来事となるのです。。。。。。。。。
ある意味パニック障害の発作が初めて出た時よりも比にならないくらい苦しかったです。。。
想像以上に太かった胃カメラの管
私が検査した胃腸科は鼻からカメラを通すタイプで、ベッドの横にモニターがついており、腸内を徘徊するカメラの映像をモニターで見ながら、お医者さんに質問したりおしゃべりもできるというイラストが書かれたパンフレットを事前にもらっていました。
胃カメラって飲んだことないけど、モニターを見ながら会話できるくらいだから、そんなに苦しくないのかな?とその時は軽く考えていました。
胃カメラ当日。
初体験とはいえ、痛みや苦しみに極端に耐性のない私は、検査前に吐き気がいつもの倍以上にひどくなって、一度「ごめんなさい、ちょっと吐き気がすごくて今日やっぱり無理です」と看護師さんに泣きつきました。
それでも、ベテラン看護師さんと先生に「一回見てみて何もなかったらそれだけで精神的に安心できるし、ゆっくりやるので頑張ってみましょう」と説得していただき、時間をかけてなんとか診察台へ横たわりました。
ここでまな板の上の魚の気持ちが深く理解できて、涙が溢れました。
鼻からカメラのチューブを通すので、まず鼻と喉の2箇所の麻酔をします。
私はしょっぱなから全身麻酔を希望しましたが、身体に負担をできるだけかけない様にするためにも、イレギュラーな方やどうしてもの場合をのぞいて基本的には鼻と喉以外の麻酔はしない方針だそうで、、私の場合も鼻と喉の麻酔のみで進みました。
いざ、カメラ挿入の時。
え、、、、??これカメラの管、めっちゃ太くない??????????
これ、鼻の穴通らなくない?????????
という天の声と同時に、ここから地獄の時間が始まりました。
いざ、胃カメラ挿入
先生はかなり優しくて、一つ一つ説明しながら管をゆっくり通して行ってくれるのですが、苦しすぎて、、、、、、、
先生の説明はおろか、自分の腸内の景色が写っているモニターを見る余裕など全くなく、とにかく壮絶なオエぇぇっ感に耐えながら、涙が止まらずに、とにかく吐き気に意識が囚われない様に呼吸に意識を集中しました。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ、というかこの状態で逃げるの不可能だし、、、と念仏の様に脳で唱え続けて、今自分は俗世で修行しているのだ、これが終わったら自分は健康になるのだ、と言い聞かせました。
その間も、看護師さんがずっと背中をさすりながら「頑張れー」と声をかけ続けてくれ、本当に天使だと感じました。。。。。
本当にちょっとしたことですが、確実にあれがなかったらパニックで理性がどうかしていたと思います。
全ての箇所を確認し、病理検査(ピロリ菌検査)様に腸の細胞を摂取して、少しづつ管を抜いていき、修行を成し遂げた私は死んだ魚状態になっていました。なんとか起き上がると、涙で診察台がびしょびしょに湿ってました。
胃カメラを身体に通している時間はほんの10分前後だったのですが、あまりにも苦しすぎて体感では40分くらいに感じました。
胃カメラが終わり、リクライニングチェアのついている個室で少し休ませてもらえたのでしばらくぐったりしていました。
が、本当に不思議なもので、つい数分前まで死んだ魚状態だったにも関わらず、私はこんな苦境に耐えられた!!私すごい!!!!!という謎の自信がふつふつと芽生えていました。
その後、カメラで見た腸の状態について診察室で改めて説明を受けましたが。ごく若干腸壁が薄くなっている箇所があるものの、特に何の問題も見受けられず、、、、、、、
明らかに綺麗でピンクな腸の画像。不調の原因は胃腸炎ではないことが発覚。
あれ?胃腸炎じゃない。。??じゃぁ私のこの不調は一体何なんだ??
さらなる原因の解明を求め、2週間後に出る病理検査(ピロリ菌検査)の結果を待つこととなったのです。