あたたかな思い出
雨なので息子とクッキー作り。
子供が幼稚園から帰ってきてまったりする日は、自分の小さい頃を思い出す。
私の母は、いつも手作りのお菓子を作ってくれる人で、ケーキやクッキーやゼリーなど毎日手作りのお菓子が私の帰りを待っていた。
慣れとは恐ろしいもので、子供心に「スナック菓子がおやつのお家が良かったな」なんて思ったものだ。
放課後お友達と遊ぶときに手作りケーキを持っていくとみんなが大喜びで、それが不思議だった。
仲良しのEちゃんは、帰り道に我が家でおやつを食べていくことがあって、ある時こう言われた。
「anegoちゃんのママっていいよね。いつも笑ってて、anegoちゃんちは家に入るとあったかいなって感じるんだよね。うちはいつも勉強しなさいってママが怒っていて、寒い家なんだよ。」
大人になって時々Eちゃんのこの言葉を思い出す。
そうか、私は学校から帰ってくると、温かいココアかロイヤルミルクティーと手作りお菓子があって、母とおしゃべりしながらおやつタイムしていた。
確かに私の思い出の中は、いつもあたたかい。
子供を産んで息子とお菓子作りすると、こういう思い出が蘇る。
残念ながら私は毎日手作りお菓子を作るタイプのママではないけれど、それでも息子の思い出の中で、あたたかいお家の思い出ができるといいなと思った。