タイ人が床に座りがちなのはなぜ?
先日とあるイベントのお手伝いに行ってきました。
そのイベントのゲストは、タイBLドラマにも出ている男性の若手俳優だったんですが、開店直後からファンの人たちが場所取りに来てました。イベントまでまだ5時間もあるのにですよ!
それで用意してあった椅子はすぐに埋まってしまったんですね。すると椅子が取れなかったファンたちが、空いているスペース…つまり床に座り始めたんです。胡坐(あぐら)をかいて。
イベント会場は、いわゆる高級デパートのフロアの一角だったのですが、デパートの床に直に座るなんて日本ではなかなか見られない光景ですよね。日本人には無い選択肢と言いますか。
この床に座る姿は、ファンに限らずタイではよく見かける光景です。私がタイに住み始めてびっくりしたことのひとつでした。
初めてその光景を見たのは、アユタヤの日系工場で勤務していた時でした。現場を巡回をしていた時に、床に胡坐をかいて作業をしてた子たちを発見したんです!確か工程外の書類の整理だったと思いますが、どんな作業でも
作業台でするようにと、あわててその子たちを立たせた記憶があります。
仕事中に限らず、タイの人が床に座る場面って割とあるんですよね。例えば学校の体育館で先生の話を聞くときとか、寺でお坊様のお話を聞くときとか、みんなでご飯を食べるときとか…。きっとそれは日本と同じで、床座の文化が根付いているからなんだと思います。あとは床がひんやりしていて涼しいからというのもあるかも…?
まあ結局私自身も右へならえで、推しのイベントの時には床に座っています。なんならイベントが野外のときには地べたにぺったり座っています。親には行儀が悪いと怒られるかもしれませんがやればできました。習うより慣れよですね(笑)
ということで、タイ人は床に座りがちというお話でした。