不登校になりたかった
私、高校の時に不登校になりたかったんだよね。
受験でカリカリしてる時期なのに勉強に手がつかない、つけようとしたら嫌なことばっかり思い出す、授業中に涙出る、そんな感じで。
勉強しようとしたら嫌なことばっか思い出すの。
親に相談したけどそれは集中できてないだけ、考えるのをやめなさいって、暗にあなたが悪いって言われてさ。
元気になった今ならわかるけどそんなのむりだよ。
集中できない自分が悪いんだって自己嫌悪に陥ってたのに誰も助けてくれない。親はカウンセラーに私のゲーム依存症を相談しに行くだけ。
治るわけないだろ。
ある時限界が来て、それまで病気以外で休んだことない学校を休んだの。
朝から母親と大喧嘩。
出発時間になっても学校に行こうとしない私と無理やり引っ張って車に乗せようとする母親。
必死に抵抗して泣き喚いた。
これまで我慢して家族の前で泣かないようにしてたのに顔ぐっちゃぐちゃにしながら抵抗した。
そしたら根負けした母親が「はぁ、もういい」とキレ気味で朝の仕事へ。
その日は休んだけど、休んで気持ちが軽くなったわけでもない。
親に否定された悲しみと学校を休んだ罪悪感で無意味に1日潰れただけ。
せめて親に受け入れてもらえてたなら心軽かったのかなと思う。
不登校を受け入れてくれる人がいなかったの辛い。
でも人の不登校を羨ましいと思うのは違う気がする。1日休んだだけでもあの罪悪感なのに、それが何週間、何ヶ月、幸せなんてもんじゃないだろうなって思う。
私が羨ましかったのは不登校を受け入れてくれる親だったのかもなって思ったりする。
親が忙しいのも今になればわかるけどね。
弟の世話とかあっただろうし。
いつもイライラ育児してるの目に見えてわかる。
その時初めて思ったんだよな。
なら弟を産まなきゃよかったくせにって。