見出し画像

音大に行かなくてもピアニストにはなれるよ

私が行っていた中学、高校は私立で、お嬢様学校で、伝統を固く守る系のところでした。

そして何より特別だったのは、音楽科があるということ。
しかも、かなり素晴らしい先生方を揃えているというところ。
そして音楽科は六年間(高校から入ってくる子もいるけれど)クラス替えがなく、一クラスしかなく、20人を上回ることはなかったってところ。

これってどうかと思うんだよねー。
私のクラスは中学、14人からスタートした。
私立中学の、しかも音楽科に通える子たちなんて限られている。だからこそ、皆しっかりした家柄のお嬢様たちで、価値観もみんな似ていた。

音楽科の先生たちもまたかなりの、裕福な方々で。
そう、みーんな似ていた。

だから、世の中に出てみたときに、こんなにたくさんの考え方があるんだ、認められるんだって狼狽えてしまった。

私のクラスメイト、中一の頃に一人退学して、
中三の頃にまた一人退学した。

高一のころ、また一人退学した。

卒業した後に、鬱憤を晴らすかの如く危ない道に進んでしまった子もいる。


先輩、後輩にも、各代に必ず一人以上は、精神を病んでやめていってしまう。

こんなんで良いんだろうか。
人数に対して病んでしまう人が多いと思う。


音楽は何も、専門的な学校に行かなければできないものではない。
音大に行かなくたってピアニストとして成功している人はたくさんいる。


音大を退学したことで、莫大なお金が無駄になったねとたまに言われることがある。

私はね、こう思う、
別に自分がその経験を無駄にしなければいいんじゃない?

ピアノやめるなんて、一言も言ってないよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?